29日の米国市場が軟調となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、
外資系12社ベース)も売り越しと伝えられたことから、日本市場も売り先行の
始まりとなりました。しかしながら、寄り付きの売り一巡後は先物主導で急速
に値を戻す展開となり、日経平均は前日比プラスに転じたあとも更に上げ幅を
広げる展開となりました。さすがに8,800円を大幅に上回る局面からは伸び悩み
ましたが、利益確定売りや戻り売りに大きく押さえられることもなく、高値圏
での堅調な値動きとなりました。引け際にはまとまった買戻しも入り、日経平
均は高値引けとなりました。
主力株は総じて堅調となりました。経営統合の話題などから昨日大幅に上昇
した保険株は利益確定の売りなどから軟調、銀行・証券などの金融株にも冴え
ない銘柄が見られましたが、一方で原油や貴金属価格の上昇を受けて資源エネ
ルギー株や商社株、非鉄株などが値を伸ばしたほか、自動車株やハイテク株な
ども円相場の落ち着きを好感した買いなどから堅調となりました。小型株はい
まひとつ盛り上がりに欠ける展開となり、日経ジャスダック平均や東証2部株
指数は堅調となったものの、東証マザーズ指数は軟調となりました。
本日は年末のお化粧買いとみられる買いなどから、このところ上値の重かっ
た日経平均の8,700円水準をしっかりと上回り8,800円台での堅調な引けとなり
ました。ただ、市場参加者も少なく薄商いのなかで先物主導での上昇だっただ
けに、年明け以降に参加者が戻り商いが増えるなかでもこの年末の堅調な地合
いを維持できるのかが注目されます。日経平均の節目である8,700円水準を下値
として固めることになるのかどうかが焦点となりそうです。
日経平均 8,859.56 (△112.39)
日経225先物 8,830 (△ 80 )
TOPIX 859.24 (△ 4.47)
単純平均 247.39 (△ 2.34)
東証二部指数 1,939.10 (△ 9.11)
日経ジャスダック平均 1,092.10 (△ 5.11)
東証マザーズ指数 323.47 (▼ 1.87)
東証一部
値上がり銘柄数 1,152銘柄
値下がり銘柄数 425銘柄
変わらず 116銘柄
比較できず 0銘柄
売買高 8 億5398万株(概算)
売買代金 5663億1700万円(概算)
時価総額 278兆9888億円(概算)
為替(15時) 90.61円/米ドル
月間ベースでは7ヵ月ぶりの上昇で底入れ機運高まるか
歴史的な暴落となった2008年相場は幕を閉じた。商品市況の乱高下や、急速な円高進行、サブプライムローン問題に端を発した金融危機がリーマン・ショックが追い討ちとなった。日経平均は昨年末に比べて42.12%(6448円22銭)下落し、日本のバブルが崩壊した1990年の下落率(38.72%)を上回り、過去最大を記録した。10月に2003年4月末に付けたバブル崩壊後の安値(7603円)更新し、一時1982年10月6日以来となる7000円割れの場面もあった。
しかし、景気刺激策への期待感などから年末にかけて戻りを試す展開。12月は薄商いながらも堅調に推移し、大納会にかけて一段高となる「棹尾の一振」がみられ、11月10日(9081円)以来の高値で取引を終えた。これまで、上値抵抗となっていた8700円台を突破し、月間ベースでは7ヵ月ぶりに上昇に転じるなど、ようやく底入れのムードが漂いつつある。NTTなど東証1部の13銘柄(225採用は7銘柄)が売買停止になっている銘柄には、出遅れ感が台頭しており、大発会はご祝儀相場が期待できるかもしれない。とはいえ、問題は東京市場が年末年始で休場中の欧米市場の動向。昨年のように株式相場が崩れ、円高進行が加速すれば大発会は大幅安となる可能性も否定できず、注意を払いたい。
- 2009年の狙い目株―乱高下相場で勝ち抜く賢い知恵!/東山 一平
- ¥1,000
- Amazon.co.jp