18日の米国市場は堅調となりましたが、寄り付き前の外国人売買動向(市場
筋推計、外資系12社ベース)は売り越しと伝えられ、日本市場は売り先行の始
まりとなりました。日経平均は昨日の終値から小幅に値を下げて寄り付き、そ
の後いったん上昇に転じる場面があったものの、先物へのまとまった売りに押
され再び下落、下値を探る展開となりました。昨日同様に日経平均の8,200円水
準で下げ渋る動きが見られましたが、上値の重さが確認されると再び下げ幅を
拡大、日経平均は前場段階で8,200円を割り込む格好となりました。
後場からは一段と下値を探る展開となり、日経平均は後場寄り後まもなく10
月10日の安値である8,100円水準まで下落となりました。その水準からは値ごろ
感からの買戻しも入りましたが、8,200円を越える場面では上値が伸び悩み、し
ばらくは安値圏での揉み合いが続きました。しかしながら、8,100円台で下値が
確認されると先物主導で戻り歩調となり、目先筋の利益確定売りなどから伸び
悩む場面はあったものの、引けにかけては買戻しを急ぐ動きもあって、結局日
経平均は8,200円台後半まで値を戻して取引を終えました。
主力株は総じて軟調となりました。電力株や電鉄株、通信株などの内需関連
に堅調な銘柄が多く見られましたが、一方で商品市況の下落が続いていること
から商社株が大きく下落、業績の冴えない銀行・証券などの金融株や不動産株
も値を下げたほか、世界的な景気悪化懸念からハイテク株や自動車株、機械株
なども軟調となり指数を押し下げました。小型株も利食い売りなどがかさんで
売り優勢の展開が続き、日経ジャスダック平均や東証2部株指数は軟調、東証
マザーズ指数は大幅安となりました。
前日の米国市場が上昇となったにも関わらず、本日の日本市場は下値を試す
展開となりました。寄り付き直後に前日比プラスとなる場面はあったものの、
買い気が続かずすぐにマイナスに転じ、米株価指数先物が軟調となるなか上値
の重さが嫌気されたようです。日経平均は8,100円水準で底堅さをみせ踏み止ま
った格好となりましたが、企業業績や景気動向への懸念が強いなかでは上値の
重い展開が続くとみられ、明日以降再び8,100円水準を試す場面もあるのかもし
れません。
日経平均 8,273.22 (▼55.19)
日経225先物 8,270 (▼50 )
TOPIX 827.43 (▼ 8.01)
単純平均 236.34 (▼ 0.57)
東証二部指数 1,944.09 (▼19.38)
日経ジャスダック平均 1,083.81 (▼ 6.55)
東証マザーズ指数 310.90 (▼ 6.51)
東証一部
値上がり銘柄数 736銘柄
値下がり銘柄数 869銘柄
変わらず 107銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 94.70% ▼ 8.57%
売買高 19億4879万株(概算)
売買代金 1兆5280億5200万円(概算)
時価総額 268兆0014億円(概算)
為替(15時) 96.59円/米ドル
・オバマ氏、温暖化ガスの削減で積極策 厳格な削減目標の設定も
・GM、最大120億ドルの緊急融資を要請 米上院公聴会で
・郵政株売却の凍結法案、月内に与野党間修正協議 自民意向
・ガソリン店頭価格、15週連続の下げ 17日時点で132円
・10月の粗鋼生産、29カ月ぶりのマイナスに 前年比2.7%減
・10月の電力需要、2カ月連続マイナス 前年比2.1%減
・今年度第2次補正予算案、次期通常国会提出で与党一致
・厚労省、フリーターを介護職員として雇用した事業者に助成金
・財務省、偽造100円玉に注意喚起 「昭和63年」の刻印
・駒澤大、デリバティブによる資産運用で154億円の損失
・マツダ、フォードが売却する自社株9680万株を取得
・米サーキットシティ、メキシコの富豪が筆頭株主に浮上
三菱UFJ (8306) 511円 ▼35 円 :100株単位
不良債権処理や株価下落に絡む損失などから08年9月中間期の連結純利益が64
%減となったことに加え、資本増強のため公募増資や株式の売出しを行うこと
を発表したことから、業績の悪化、一株当たり利益の希薄化などを懸念した売
りが集まり、大幅安となりました。
エルピーダ (6665) 350円 ▼54 円 :100株単位
台湾政府による台湾DRAM業界に対する支援の可能性が高まったことで、DRAM
価格の反発時期が遅れる可能性が出てきたとして外資系証券が投資判断を引き
下げ、大幅安となりました。
キリンHD (2503) 1,064円 ▼18 円
キリンが買収を持ちかけていた豪飲料大手が買収価格を理由に提案を拒否し
たことから、買収に関わるコスト増などが懸念され、軟調となりました。
古河電 (5801) 350円 △5 円
業績の相対的な安定感や事業構造改革に対する取り組みが再評価される余地
があるとして、外資系証券が投資判断や目標株価を引き上げたことから、堅調
となりました。
TDK (6762) 3,130円 ▼90 円 :100株単位
パソコン生産の調整がHDD市場にも波及し、同社が磁気ヘッドを納入している
サムスン電子のHDD事業も不振だとして、外資系証券が投資判断や目標株価を引
き下げ、軟調となりました。
三菱商 (8058) 1,118円 ▼113 円 :100株単位
原油や鉄鉱石など資源価格の下落が続いていることから、業績への影響を懸
念する売りが集まり、大幅安となりました。