3日の米国市場が大幅続落となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推
計、外資系12社ベース)も売り越しと伝えられたことなどから、日本市場も売
り先行の始まりとなりました。日経平均は10,900円を割り込んで寄り付き、そ
の後も下げ幅を拡大、10,600円水準でいったん下げ渋る場面も見られましたが、
上値の重さが確認されると更に下げ足をはやめる格好となりました。それでも、
日経平均は心理的な節目である10,500円台を保って、前場の取引を終えました。
後場に入ってからは、一段と売り急ぐ動きとなりました。日経平均は前引け
とほぼ同水準で寄り付いた後、これまでの急激な下落の反動などからいったん
戻り歩調となりましたが、10,600円を越える水準からは買い気が続かず、再び
下げ幅を広げる格好となりました。為替が大きく円高に振れていたことも売り
を急がせる要因となり、日経平均は心理的な節目である10,500円をも割り込ん
で、10,300円台後半まで下落する場面もありました。引けにかけては買戻しな
どから戻り歩調となりましたが、買い気に乏しく戻りは限定的となり、日経平
均は10,500円台まで値を戻すことができず、取引を終えました。
小型株も見切売りなどがかさんで売り一辺倒の展開が続き、日経ジャスダッ
ク平均や東証2部株指数は大幅下落、東証マザーズ指数にいたっては前日比10
%近い下落となりました。業種別には、医薬品株や小売株、電鉄株など、底堅
い業績の期待される内需関連の一角は下げ幅も限定的となりましたが、金融不
安が拭えないことから銀行・証券株が大きく下落したほか、米国をはじめとす
る世界経済の悪化が懸念され、自動車株や鉄鋼株、海運株など外需関連銘柄の
多くが軒並み軟調となりました。
このところの下げのピッチが早かったこともあり、下げ渋る展開も期待され
ましたが、結局は目立って下げ渋る様子もなく下げ幅を広げる展開となりまし
た。金融不安が払拭されず、実体経済の悪化も懸念されるなかでなかなか買い
材料が見当たりません。このため買いの少ないなかで売りものに押されてずる
ずると下げ幅を広げるといった感じです。本日も日経平均で10,500円、TOP
IXで1,000を割り込んで終わったことで下げ止まったといった印象はありませ
ん。明日以降も米国市場次第といったことなのでしょうが、下値を模索する展
開が続くのかもしれません。
日経平均 10,473.09 (▼465.05)
日経225先物 10,450 (▼510 )
TOPIX 999.05 (▼ 48.92)
単純平均 257.71 (▼ 13.74)
東証二部指数 2,121.15 (▼127.51)
日経ジャスダック平均 1,179.60 (▼ 56.40)
東証マザーズ指数 320.59 (▼ 35.06)
東証一部
値上がり銘柄数 95銘柄
値下がり銘柄数 1,594銘柄
変わらず 23銘柄
比較できず 6銘柄
騰落レシオ 63.35% ▼ 3.71%
売買高 25億6695万株(概算)
売買代金 2兆3763億9100万円(概算)
時価総額 319兆0918億円(概算)
為替(15時) 103.29円/米ドル
・東証株価指数、4年10カ月ぶりの1000割れ
・日銀、短期金融市場への資金供給続く 14営業日連続
・長期金利が大幅低下 リーマン破綻直後以来の水準に
・円相場、対ユーロで一時140円突破 2年半ぶりに
・首相「解散より補正優先」 解散は後にずれ込む公算
・今年上半期の車名別新車販売、ホンダ「フィット」が首位
・今年上半期の軽自動車販売、スズキ「ワゴンR」が首位
・松本引越センター、民事再生法適用を申請 負債50億
・ラジオ局10社が全国協議会設立 デジタルラジオ普及へ
・ドバイ、高さ1000メートルの新タワーを計画
・伊銀最大手ウニクレディト、9500億円の資本増強を発表
・仏BNPパリバ、フォルティスの2カ国部門を買収
・デンマーク政府、国内の銀行預金を全額保護
・9月の英住宅価格、91年以降最大の12%下落
・米小売り業界、年末商戦の苦戦を警戒し仕入れ圧縮
資生堂 (4911) 2,485円 △85 円
外部環境の影響を受け難い内需関連株の一角として物色されたことや、9月
以降投入した新スキンケア製品が寄与するとして国内証券が投資判断を引き上
げていたことなどから、大幅高となりました。
ポイント (2685) 4,800円 △450 円 :10株単位
08年8月中間期の営業利益が会社予想を上回り、中間配当の増配を発表した
ことに加え、発行済株式の2%にあたる50万株を上限とした自社株の取得も発表
したことから、大幅高となりました。
良品計画 (7453) 5,400円 △110 円 :100株単位
海外事業の成長性や在庫管理などによる国内事業の利益の安定性などを理由
に、外資系証券が投資判断を引き上げ、堅調となりました。
千葉銀 (8331) 473円 ▼72 円
経営破たんした米リーマン・ブラザーズの債券の売却などで損失が発生、不
動産の市況悪化による不良債権処理費用も増加したことから、08年9月中間期
と09年3月期通期の業績見通しを大幅に下方修正したことなどから、大幅安と
なりました。
住友不 (8830) 1,934円 ▼121 円
世界的な金融不安が取り沙汰されていることに加え、金融危機による不動産
投資市場の買い手不足や、オフィス需要の減退などを理由に、外資系証券が投
資判断を引き下げたことも嫌気され、大幅安となりました。
日本CMK (6958) 502円 ▼34 円 :100株単位
自動車や薄型テレビなどの需要鈍化を受けて、事業環境はITバブル崩壊以
来の厳しい局面に入っているとして、国内証券が投資判断を引き下げ、大幅安
となりました。