米国市場は底堅さも見られたのですが、権利落ち日と言うこともあり、売り
先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)も大幅
売り越しと伝えられたことや米国での金融不安が拭いきれていないと言うこと
もあり、配当などを確定したあと利益確定売りや持高調整の売りがかさんだも
のと思います。寄り付きからの売りが一巡した後は何度か下値を確認する動き
はあったものの底堅く、先物にまとまった買いが入ると下げ幅を縮小、心理的
な節目である12,000円を保ちました。

 後場に入ると再び売りが優勢となりました。とはいっても前場の安値水準ま
で下落することもなく11,900円に近づくと買いが入り、12,000円に近づくと売
りが出るというような感じでした。指数も大幅下落のように見えますが、配当
落ち分を考慮すると底堅いという雰囲気で、米国市場でも底入れ感は出つつあ
るもののまだまだ疑心暗鬼となっていますが、日本市場も全く同じ様に弱気で
もないのですが、何が飛び出して来るかわからないので強気になり切れない、
と言う感じです。

 小型銘柄も軟調なものが目立ちましたが、本日も底堅い展開となりました。
主力銘柄ほどの下げもなく、東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダッ
ク平均は揃って軟調となりました。先物も朝方や前場の引け間際にはまとまっ
た売り買いも多かったのですが、その他の時間帯はまとまった売り買いも少な
く目先筋の小口商いが目立っていました。

 先日来述べていたような日経平均銘柄入替にからむ動きも出ているようです。
配当取り後の処分売りにしては少し売り過ぎのきらいもあり、業績悪化が懸念
されるなかで高配当を維持している銘柄も多く、処分売りもかさむのでしょう。
期末特有の動きもあるものと思われ、明日は週末の手仕舞い売りなどへの影響
も懸念され、買い気の乏しい展開となり、下値を確認するような動きが続くの
かもしれません。



日経平均            12,006.53 (▼108.50)
日経225先物         12,040 (▼ 80 )
TOPIX            1,153.95 (▼ 14.02)
単純平均             299.65 (▼ 2.51)
東証二部指数           2,445.01 (▼ 18.96)
日経ジャスダック平均       1,303.54 (▼ 3.87)
東証マザーズ指数          435.69 (▼ 2.71)
東証一部
値上がり銘柄数          444銘柄
値下がり銘柄数         1,156銘柄
変わらず             108銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           81.70%  △2.42%
売買高            15億9233万株(概算)
売買代金        1兆7247億5300万円(概算)
時価総額          368兆3077億円(概算)
為替(15時)          105.80円/米ドル


・8月の貿易統計、資源高で3千億円超の赤字 赤字は26年ぶり
・8月の企業向けサービス価格指数は1.4%上昇 21カ月連続
・鳩山民主幹事長、党首会談に応じる用意があるとの認識示唆
・市場の信頼度、金融不安でNYが下げ東京が向上 英調査
・ガソリン小売り価格、全国平均171.5円 7週連続下落
・日銀のドル資金供給、外資系金融機関は高い金利で応札
・麻生内閣が本格始動 盟友優遇の「ワンマン人事」には反発も
・石破農相、農水省の組織再編検討を示唆 食の安全問題で
・日銀の野田審議委員、海外経済は「09年も減速」
・サブプラ関連損失、世界全体で約138兆円 IMF見通し
・10月1日発表の日銀短観、5年ぶりマイナスも 民間予想
・三菱レイヨン子会社、中国向け家庭用浄水器の発売を発表
・昭和電工、旭硝子と三菱系出資の英化学会社を買収
・香港の地場銀行最大手で取り付け騒ぎ 株価も急落
・中国首相「金融不安の影響が深刻になる可能性」 国連で演説
・独ダイムラー、クライスラー株売却でサーベラスと交渉
・米大統領「今は非常事態」 両候補も政府の対応を支持




海運株や商社株等好業績ながら下ブレ懸念から大きく売られる


ファーストリテイ (9983) 10,490円 △160 円 :100株単位
 前期の連結営業利益が前の期に比べ29%増となったと報じられたのですが、
織り込み済みと言うことに加え、インデックス売買に振らされ軟調な始まりと
なりましたが指数が切り返すに連れて堅調となりました。

アマダ (6113) 595円 ▼15 円
 国内自動車業界や建設業界向けの板金機械やプレス機械が想定以上の落ち込
みとなるなど、今期連結営業利益が前期比15%減になると新聞で報じられたこ
とから売りが先行、大幅安となりました。

旭硝子 (5201) 962円 ▼28 円
 液晶ディスプレイパネル市場の成長鈍化を反映して国内大手証券が投資判断
を引き下げ、軟調となりました。

JSR (4185) 1,441円 △45 円 :100株単位
 外資系証券が「買い」の投資判断を据え置いたことや総合化学各社のエチレ
ン減産により合成ゴム各種を減産すると報じられ、需給の引き締まりが収益改
善につながると好感して大幅高となりました。

三井金 (5706) 275円 △6 円
 ペルーでの小型鉱山を30年ぶりに再開すると報じられ、市況の好転を好感す
る動きから堅調となりました。

商船三井 (9104) 1,010円 ▼68 円
 バルチック指数(海運指数)が大幅下落、今年の最安値を付けたことから海
運株が軒並み売られ、特にバルチック指数との連動性が高いばら積み船の比率
が高い同社の下げがきつくなりました。