米国大手証券会社の破綻から米国市場が暴落、連れて日本市場も大幅下落と
なりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が大幅買い越
しと伝えられたのですが、特に下支え要因とはならず、為替が円高に振れたこ
となどもあって、寄り付きから売り気配を切り下げるような格好で大幅下落と
なりました。寄り付きからの売りが一巡した後は先物を売り叩く動きもなく底
堅さも見られました。銀行株等も下げ幅を縮小するような動きもありましたが、
戻りも限定的となりました。
後場に入っても寄り付きから大幅下落ながらも底堅さも見られたのですが、
買い気の乏しい中で見切り売りがかさみ下値を確認するような動きとなりまし
た。先物には目先筋の買い戻しも入るのですが、腰の据わった買いはほとんど
見られず、心理的な節目である11,500円を意識する水準での推移となりました。
日経平均なども米国ダウ平均などよりも下げがきつく、少しでも戻ればすぐに
売られるような展開となりましたが、最後は目先筋の買い戻しもあり、底堅さ
も見られました。
小型銘柄も大幅下落となるものが目立ちましたが東証マザーズ指数は底堅く
軟調に止まりました。主力銘柄ほど下値を売り叩く動きはないのですが、買い
気に乏しい中で見切り売りは続き、二部株指数や日経ジャスダック平均は大幅
下落となりました。先物も朝方から目先筋のまとまった売りや仕掛け的な売り
もあり、指数を下押す要因の一つとなっていました。まとまった買い戻しなど
が入っても追随する動きもなく、売り方の回転が効いていたような感じです。
日経平均は年初来安値更新となり、2004年から2005年の夏までもみ合いとな
った水準まで下落となりました。かろうじて心理的な節目とも言える11,500円
を割り込まなかったことで、まだ「許容範囲」ではありますが、ここから一段
下落となると今度は12,000円水準を上値としたもみ合いとなり、11,000円を割
り込むところまで下落となってしまうのではないかと思います
日経平均 11,609.72 (▼605.04)
日経225先物 11,580 (▼590 )
TOPIX 1,117.57 (▼ 59.63)
単純平均 292.86 (▼ 11.10)
東証二部指数 2,415.77 (▼ 64.21)
日経ジャスダック平均 1,302.98 (▼ 29.78)
東証マザーズ指数 434.07 (▼ 3.09)
東証一部
値上がり銘柄数 227銘柄
値下がり銘柄数 1,457銘柄
変わらず 35銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 69.61% ▼ 6.88%
売買高 26億0640万株(概算)
売買代金 2兆6050億1400万円(概算)
時価総額 357兆7951億円(概算)
為替(15時) 104.36円/米ドル
ほぼ全面安の中でディフェンシブ銘柄として電力株や電鉄株等は底堅い展開
ヤクルト (2267) 3,220円 △140 円 :100株単位
主力銘柄が大幅下落となるなかで逆行高となりました。特に材料が出たわけ
でもないのですが、ディフェンシブ銘柄としての側面と信用取引の売り残高が
多いことに加え目先筋の値動きの良い銘柄を物色する流れに乗り、大幅高とな
りました。
キヤノン (7751) 3,840円 ▼430 円 :100株単位
米国株安に加え、円高要因からの業績下ブレが報道され、見切り売りなどに
押され大幅安、一時ストップ安まで売られる場面もありました。
三菱商 (8058) 2,400円 ▼210 円 :100株単位
エジプトでの発電タービン受注と言う好材料もあったのですが、主力銘柄が
売られるなかで、原油価格の下落などを嫌気する動きから見切り売りが止まら
ず大幅下落となりました。
あおぞら (8304) 171円 ▼32 円
破綻した米リーマンブラザーズ向けの大口債権者リストに同行の名前があっ
たことなどから、信用与信枠が実際には少ないと表明したにもかかわらず、大
幅下落となりました。
GSユアサ (6674) 514円 △18 円
ほぼ全面安となるなかで、米国金融機関などの影響を受け難いことや値動き
の良さを好感して大幅高となりました。
日証金 (8511) 732円 △53 円 :100株単位
発行済み株式総数の6.02%に当たる自社株を24日付で消却すると発表。買い
材料の乏しい相場の中で、好材料として素直に受け取られ大幅高となりました。
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