米国株が大幅高、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が小幅
買い越しとなったことから、SQ(特別清算指数)算出にもかかわらず買い先行
となりました。昨日の大幅下落となった相場で既に持高調整の売りなどが出て
いたことの反動もあって、買い先行となったものと思われます。ただ、寄り付
きの買いが一巡した後は寄り付きに買いについた向きの見切り売りや3連休の
週末を控えた手仕舞い売りなどもかさみ上げ幅を縮小、その後は戻り売りと押
し目買いのせめぎ合いで方向感のない動きとなりました。

 後場に入ると寄り付きから先物主導で売り急ぐ展開となりました。上値の重
さに加え、週末の手仕舞い売りやヘッジ売りがかさんで日経平均は一気に下げ
幅を拡大、一時前日の安値を下回るような場面もありました。ただ、仕掛け的
な売りも長続きはせず、12,000円を意識するような水準では底堅さが見られ、
今度はまとまった買い戻しも入るといった状況でした。結局最後まで週末を控
えて持高調整の売り買いやヘッジ売りもあったのですが、じりじりと先物の買
い戻しなどから値を上げ、堅調となりました。

 小型銘柄はまちまちとなりました。東証マザーズ指数は前日の大幅下落の反
動もあって大幅高、日経ジャスダック平均は相変わらず買い気に乏しく、二部
株指数は主力銘柄に追随するもし切れないという感じでした。先物も後場に入っ
てから仕掛け的な動きや持高調整の売り買い、3連休を控えたヘッジ売りなど
が入り乱れ、指数を大きく動かしましたが、結局最後は売り買い交錯、ヘッジ
売りや目先筋の手仕舞いの売り買いがあってじりじりと値を上げ、最後は堅調
となりました。

 SQは何事もなく無事に乗り切りましたが、あいかわらず不安定な相場です。
大きな材料がなくても目先的な動きにとりあえずついていこうという向きが多
く、先物の仕掛け的な動きなどに敏感に反応する動きとなっています。あいか
わらず買い気に乏しい相場ではありますが、昨日の安値を下回る場面では週末
にもかかわらずしっかりと買いが入るといった、売り飽き気分、底堅さも見ら
れます。米国証券株の動向が落ち着けばいったん戻りを試すような動きとなる
のかもしれません。


日経平均            12,214.76 (△112.26)
日経225先物         12,170 (△100 )
TOPIX            1,177.20 (△ 14.48)
単純平均             303.96 (△ 3.65)
東証二部指数           2,479.98 (△ 9.82)
日経ジャスダック平均       1,332.76 (△ 1.23)
東証マザーズ指数          437.16 (△ 12.93)
東証一部
値上がり銘柄数         1,205銘柄
値下がり銘柄数          434銘柄
変わらず             81銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           76.49%  △3.19%
売買高            25億9430万株(概算)
売買代金        2兆9746億9000万円(概算)
時価総額          376兆2832億円(概算)
為替(15時)          107.35円/米ドル


ノーリツ (5943) 1,072円 △100 円 :100株単位
 同社の発行済み株式の約18.7%を保有する米投資ファンドが、経営陣を刷新
し企業価値を高める目的で買収を提案、TOB(株式公開買い付け)で過半数以
上の株式を取得するとしたことからTOB価格の引き上げも期待され、大幅高と
なりました。

SANKYO (6417) 5,300円 △310 円 :100株単位
 8月に投入したパチンコ新機種の販売が計画を下回る可能性が高いとして09
年3月期の業績見通しを下方修正しましたが、悪材料出尽くしと受け止めた買
いが集まり、大幅高となりました。

スズキ (7269) 2,010円 ▼100 円 :100株単位
 インフレによる影響などでインドの8月の新車販売が2ヶ月連続で前年同期比
減となり、5割近いシェアを握る同社も販売が低迷していることから、業績が
懸念され大幅安となりました。

明治菓 (2202) 492円 ▼33 円
 明治乳業(2261)との経営統合の発表で昨日は大きく買われましたが、明治
乳業とかさなる事業がほとんどないためコストダウンの効果も見え難いとする
見方も多く、利益確定売りなどから大幅反落となりました。

住友鉱 (5713) 1,127円 △50 円
 銅価格の上昇や為替が前提より円安に振れていることなどから、従来予想よ
り減益幅が縮小しそうだとの観測記事を材料に、堅調となりました。

オエノンHD (2533) 276円 ▼32 円
 事故米の不正転売問題で、同社の子会社が製造・販売した焼酎の一部に事故
米が使用されていたとして、自主回収する旨を前引け後に発表、後場から急落
となりました。




・4―6月期のGDP改定値、マイナス3.0%に下方修正
・米財務省、住宅公社債の政府保証を2010年以降も継続
・7月の鉱工業生産指数確報、速報値から0.4%上方修正
・100歳以上の高齢者数、過去最多の3万6276人
・発受電電力量、8月は5.5%減 3年ぶりの減少率
・今年度の上場企業の倒産、13中7社が黒字倒産
・オエノンHD 事故米焼酎の回収で2億円の損失
・マツダ、商業車の一部を10月から値上げ BMWも
・ハリケーン「アイク」、米南部の100万人に避難命令
・リーマン救済、米当局が買収交渉仲介か バンカメなどに
・08年世界パソコン出荷台数見通し、15.7%増に上方修正
・米企業経営者の経済見通し指数が2四半期ぶりに改善