週末の米国市場が軟調となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系
13社ベース)が大幅売り越しとなったことから売り先行となりました。ただ、
先週末の大幅下落の反動やヘッジ売りの買戻しなどもあり、寄付きの売りが一
巡した後は底堅く、売り気配で始まった自動車株などが寄り付くといったんは
切り返し、堅調となる場面もありました。ただ、先行きに対する警戒感は根強
く、戻りも鈍く戻りの鈍さを確認すると売り直され、下値の節目と見られる
12,900円を試す動きとなりました。
後場に入ると節目での底堅さが確認されると買戻しや押し目買いも入り戻り
歩調となりました。いったんは心理的な節目でもある13,000円を越える場面で
は上値を押さえられ、今度は上値の重さが確認されると手仕舞い売りや見切り
売りに押されました。結局、その後は12,900円台での動きとなりましたが、最
後まで買い気に乏しい展開が続き、目先筋の買戻しも入らず、逆に見切り売り
などもかさみ安値圏での引けとなりました。
小型銘柄も買い気に乏しく軟調なものが目立ちました。東証マザーズ指数や
二部株指数は見切り売りに押されて大幅下落、日経ジャスダック平均も軟調と
なりました。先物は朝方はヘッジ売りの買い戻しなどもあってまとまった買い
も見られ、後場も底堅さが確認されるとまとまった買いが入る場面もあったの
ですが、追随するような動きもなく、結局は目先筋の利益確定売りや戻り売り
に押され指数の戻りを鈍らせる要因となりました。方向感を見極め難い相場で
は先物の目先的な動きに指数も振らされやすいようです。
米国市場動向や決算動向を見極めたいと言う動きに加え、景気の先行きに対
して自信が持てないことから、腰の据わった買い気に乏しい相場展開です。米
国景気の底割れ懸念が薄れれば決算などからの割安感や売られ過ぎを見直す動
きとなって来るのでしょうが、先が見えないことで業績悪化懸念が拭えず、割
安を割安と思わないような雰囲気ですが、「これ以上悪くならない」と言う
『雰囲気』になれば、再び上値の節目を試す動きとなるのでしょう。
日経平均 12,933.18 (▼161.41)
日経225先物 12,950 (▼ 80 )
TOPIX 1,248.25 (▼ 24.68)
単純平均 323.01 (▼ 7.46)
東証二部指数 2,697.43 (▼ 48.00)
日経ジャスダック平均 1,429.27 (▼ 13.96)
東証マザーズ指数 476.47 (▼ 19.85)
東証一部
値上がり銘柄数 284銘柄
値下がり銘柄数 1,385銘柄
変わらず 50銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 82.38% ▼ 0.4%
売買高 21億4064万株(概算)
売買代金 2兆3109億5600万円(概算)
時価総額 398兆8861億円(概算)
為替(15時) 107.66円/米ドル
・福田首相、景気対策を指示 「政策総動員を」
・投信、外貨建て比率が46.3%で過去最高に 6月末
・首都高、復旧のメドたたず 3日の事故で周辺大混雑
・農林中金、農業や環境ベンチャー専門の投資ファンド
・7月のマネタリーベース、前年同月比0.7%減
・バイオ燃料の共同調達組織、本格輸入に向け体制整備
・ユニクロの7月売上高、前年比11.9%増 夏物好調
・楽天、イーバンクの第三者割り当て優先株を引き受け
・中国、新疆ウイグル自治区で手榴弾による警備隊襲撃
・米クライスラー系金融会社、信用融資枠を更新
・警戒感強い米市場 根強い金融不安と経済指標の悪化で
・米の夏休みも「近場で安く」 米旅行業協会調査
大塚商 (4768) 7,570円 △770 円 :100株単位
オフィス通信販売やIT支援・保守事業が好調、コスト削減も功を奏し、08
年6月中間期の連結利益が中間期としては過去最高を記録、国内証券が投資判
断を引き上げたことも好感され、大幅高となりました。
イビデン (4062) 3,150円 △100 円 :100株単位
ICパッケージの予想以上の数量確保と最先端工場のフル稼働で収益が急回
復する可能性が高まったとして、外資系証券が強気の投資判断を継続すると発
表、堅調となりました。
アステラス薬 (4503) 4,950円 △250 円 :100株単位
08年4-6月期は営業利益こそ前年同期比で減益となったものの、予想ほど悪く
なかったとの見方や、同時に発表した自社株の取得枠の設定により一株当たり
利益の増加や需給の改善がを期待した買いが集まり、大幅高となりました。
富士重 (7270) 536円 ▼42 円
欧州や新興国での販売の伸びや採算の良い車種の販売構成比が高まり、08年
4-6月期の連結最終損益が黒字となり、4-9月期の業績予想も上方修正しました
が、北米の自動車市場の先行きに対する不安が強く、大幅安となりました。
オリンパス (7733) 3,310円 ▼180 円
英医療機器メーカー買収に伴うのれん代やデジタルカメラなどの北米を中心
とした市況の悪化により08年4-6月期の連結決算が減益となり、09年3月期の連
結売上高を下方修正したことも嫌気され、大幅安となりました。
新日鉄 (5401) 553円 ▼42 円
英豪系資源会社のBHPビリトンが英豪系資源会社のリオティントに買収を提案
していることから、鉄鉱石価格のより一層の引き上げなどを懸念した売りが集
まり、大幅安となりました。