米国株が大幅下落となったことから売り先行となりました。加えて外国人売
買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)も大幅売り越しとなったことで、先
物を筆頭に主力銘柄が売り気配から始まるなど総じて軟調となりました。寄り
付きの売りが一巡した後も先物への売りも止まらずに指数を押し下げ、買い気
の乏しい中でじりじりと下げ幅を広げる展開となりました。いったんは節目と
見られる13,100円水準で下げ渋る場面もあったのですが、戻りの鈍さに嫌気し
た見切り売りで13,000円を意識する水準まで売られる場面もありました。
後場に入ってからは戻り歩調となる場面もあったのですが、先物へのまとま
った買いなどもなく、買い手不在の中、「戻れば売り」と言ったような状況で
今度は13,100円の節目を上値に小動きとなりました。ようやく引けを意識する
時間になると買い戻しも入り、底堅さが確認されたことで節目を抜け、13,100
円の節目での底堅さを確認するような動きになりました。足元の決算はそれほ
ど悪いものでもないのですが、米国景気の先行きに対する懸念は根強く戻り切
らずに終わりました。
小型銘柄も軟調なものが目立ちました。とはいっても、売り物も枯れ切って
おり、東証マザーズ指数は前日の大幅上昇の反動で大幅下落とはなったものの、
日経ジャスダック平均や二部株指数は底堅い展開となりました。先物は前場こ
そまとまった売りが断続的にあり、指数を押し下げる要因となりましたが、後
場にはまとまった売り買いは散発的であり、総じて戻りを先導するような力も
ありませんでした。ただ、後場の中ごろからは散発的ではありますが、まとま
った買戻しも見られ、戻りを先導する場面もありました。
米国市場に振らされる格好で下値の節目を確認する動きとなりました。日経
平均の12,900円~13,100円の水準の底堅さが確認され、米国での金融不安が薄
れればも今度は上値の節目を試すような動きになって来るものと思います。
13,100円水準を固め、13,400円~500円の節目を試し、そしてその水準を固め、
また、次の節目13,900円~14,100円を試すといった具合に、足元を固めながら
の戻りとなって来るのでしょう。
日経平均 13,159.45 (▼194.33)
日経225先物 13,130 (▼220 )
TOPIX 1,281.64 (▼ 19.15)
単純平均 330.87 (▼ 4.34)
東証二部指数 2,750.24 (▼ 24.99)
日経ジャスダック平均 1,449.82 (▼ 8.79)
東証マザーズ指数 527.10 (▼ 6.45)
東証一部
値上がり銘柄数 309銘柄
値下がり銘柄数 1,321銘柄
変わらず 86銘柄
比較できず 5銘柄
騰落レシオ 81.84% ▼ 1.94%
売買高 17億2428万株(概算)
売買代金 1兆8947億0200万円(概算)
時価総額 409兆0887億円(概算)
為替(15時) 107.41円/米ドル
・「低炭素社会づくり行動計画」 太陽光発電の導入費用を半額に
・「5つの安心プラン」 産科やへき地医療を集中的に財政支援
・乳製品は脳卒中予防に効果、厚労省研究班の調査結果
・6月の失業率は4.1%に悪化 06年9月以来の高水準
・6月の小売業販売額は0.3%増 実質ベースではマイナス
・全世帯消費支出、4カ月連続の減少 6月は実質1.8%減
・長期金利が3カ月ぶりの低水準に ―時1.525%
・新日鉄八幡製鉄所、粗鋼生産を中止 鋼材供給に影響も
・ソニー、世界2位の米音楽ソフト会社を完全子会社化へ
・WTO交渉、大筋合意案の公表見送り 米中印の妥協点模索
・米ガソリン小売価格、3週連続下落で2カ月ぶり4ドル割れ
・米メリル、巨額追加増資で一気に損失処理 早期の業績回復目指す
日立建 (6305) 3,050円 ▼170 円 :100株単位
ロシアや中国などの新興国向けの販売が好調で08年4-6月期経常利益は増益と
なりましたが、世界的な景気減速を懸念した売りに押され、大幅安となりまし
た。
大正薬 (4535) 2,080円 △60 円
風邪薬や発毛剤、注射用の抗菌薬などの伸びやビオフェルミン製薬(4517)
買収の効果も現れ、08年4-6月期の連結営業利益が増益となり、堅調となりまし
た。
ローソン (2651) 5,480円 △120 円 :100株単位
日本郵政グループとフランチャイズ契約を結び、郵便局内でコンビニエンス
ストアを展開すると発表、収益機会が増えるとして好感され、堅調となりまし
た。
スタンレ電 (6923) 2,315円 ▼200 円 :100株単位
税率の低い中国での伸びなどから08年4-6月期の純利益は過去最高となったも
のの、北米向けが苦戦し営業利益は減益、トヨタ(7203)が08年の販売台数を
下方修正するなど米国自動車市場の悪化を懸念した売りがかさみ、大幅安とな
りました。
住友商 (8053) 1,430円 △48 円 :100株単位
豪石炭事業が好調だったことなどから08年4-6月期の連結決算が好調となり、
これまで資源価格の下落で反発が出遅れていたこともあって、大幅高となりま
した。
東ガス (9531) 405円 ▼16 円
原油価格の高騰による採算悪化で09年3月期の連結経常損益が赤字に転落す
るとの見通しを発表、業績悪化が懸念され、大幅安となりました。