米国株が大幅下落となったことや為替が円高に振れたことなどから売り先行
となりました。シカゴ市場(CME)の日経平均先物も大きく下落していたこ
とや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝えられ
たこと、また、月末近くの週末と言うこともあって見切り売りなどもかさみ下
げを加速させたものと思われます。それでも、節目と見られる水準では下げ渋
り、買い戻しもあって小動きとなりました。

 後場に入ってからも売り飽き気分は出たものの買い手控え気分の強い中、戻
りの鈍さを嫌気した見切り売りに押されて下げ幅を縮小するでもなく下値を確
認する格好となりました。むきになって下値を売り叩くという雰囲気でもない
のですが、パラパラと見切り売りや手仕舞い売りに押される展開となり、結局
最後まで買い気に乏しく節目水準で下げ渋りはしたものの大幅安となりました。

 小型銘柄も見切り売りに押されるものが多く軟調、中でも東証マザーズ指数
の下落が大きくなりました。一方で日経ジャスダック平均や二部株指数は底堅
さも見られました。先物も寄り付き以外はまとまった売り買いはそれほどなく、
後場に入るとヘッジ売りがかさんで上値を押さえる格好となりました。最後は
買戻しもありましたが、方向感を出すというよりはヘッジ売りと目先筋の小掬
い商いが中心となっていました。

 ここまで何とか保っていた節目を一気に割り込みました。ただ、一目均衡表
の雲の中でも節目と見られる水準である13,400円~500円の水準では下げ渋って
おり、節目での底堅さは見られます。底堅さが見られたことで来週の反発も期
待されますが米国景気に対する懸念が強まればそうした反発期待も一気にしぼ
んでしまいそうです。当面13,400円~500円での底堅さを確認するような動きと
なって来るものと思います。


日経平均            13,544.36 (▼277.96)
日経225先物         13,530 (▼320 )
TOPIX            1,320.68 (▼ 24.11)
単純平均             342.29 (▼ 4.62)
東証二部指数           2,873.68 (▼ 43.66)
日経ジャスダック平均       1,494.90 (▼ 12.48)
東証マザーズ指数          546.88 (▼ 20.20)
東証一部
値上がり銘柄数          328銘柄
値下がり銘柄数         1,329銘柄
変わらず             68銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ           81.09%  ▼ 3.05%
売買高            19億6578万株(概算)
売買代金        2兆2759億8200万円(概算)
時価総額          422兆9639億円(概算)
為替(15時)          107.13円/米ドル


・日経平均大幅続落、 アジアの株式市場も軒並み急落 
・5月の消費者物価が1.5%上昇 10年2カ月ぶりの上昇率
・5月の完全失業率、前月比横ばいの4.0% 
・5月の鉱工業生産は2.9%上昇 基調判断は5カ月ぶり下方修正
・5月の小売業販売小幅プラス維持 基調判断は下方修正
・家計消費支出は3カ月連続のマイナス 5月は3.2%減 
・長期金利が約1カ月半ぶりの低い水準に 一時1.6%割れ
・1300社超が株主総会開催 社長人事が覆るケースも
・アルミはく出荷、消費の低迷などで3カ月連続減少
・自動車生産は10カ月連続の増加 5月は6.8%増
・出光興産、7月前半出荷のガソリン価格を7.3円引き上げ
・マスターカードの消費者調査 アジア太平洋地域で「楽観」後退
・民営化後の独ポストバンク、国際的な金融再編の思惑で株価急騰
・OPEC議長「原油価格は今夏170ドルに達する可能性も」
・米FRB議長「金融機関はリスクに応じた自己資本の確保を」
・GM株、33年ぶりの安値で時価総額がマツダ下回る
・米ニューヨーク連銀、ベアーの受け皿会社に3兆円の特別融資実施


スター精 (7718) 1,678円 ▼92 円 :100株単位
 携帯電話向けの音響部品は伸びたものの、欧州向けの工作機械の減速、欧米
子会社の小型プリンタの販売減などから、08年3-5月期の営業利益が前年同期
比減となり、大幅安となりました。

URBAN (8868) 298円 ▼46 円 :100株単位
 財務体質を強化するため転換社債型新株予約権付社債(CB)を300億円発行
すると発表、発行済み株式数に対する希薄化の規模が38%にのぼるとされ、需
給の悪化や一株当たり利益の希薄化などが嫌気されて大幅安となりました。

日 水 (1332) 514円 △33 円 :100株単位
 国内水産在庫が想定以上の高値で取引されており、足元の国内水産事業が会
社計画を上回っている模様として外資系証券が投資判断や目標株価を引き上げ
たことから、大幅高となりました。

ドワンゴ (3715) 247,000円 △5,000 円 :1株単位
 タクシー予約事業を手がける子会社を売却し、経営資源を動画投稿サイトな
ど中核事業に集中すると発表したことから、収益性や事業効率の改善を期待し
た買いが入り、堅調となりました。

松田産業 (7456) 2,595円 △70 円 :100株単位
 スクラップからの貴金属の回収、精錬処理事業での販売拡大などを理由に小
幅な営業減益にとどまるだろうとして、国内証券が投資判断を引き上げ、堅調
となりました。

7&I-HD (3382) 3,110円 ▼90 円 :100株単位
 原油高の影響による販売増などから08年3-5月期の連結営業益について過去
最高となった模様と伝えれましたが、国内外の地合いの悪さを受けて軟調とな
りました。