米国市場が軟調となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベ
ース)が大幅売り越しと伝えられたことから売り先行となりました。軟調な寄
り付きとなった後はいったん下げ渋り、先物の買戻しで戻りかける場面もあっ
たのですが、上値の重さを確認すると一転、株式売り、債券買いに円買い、と
言うような持高調整のような動きもあり大幅下落となり前場の取引を終了しま
した。

 後場に入ると為替が落ち着いたことや先物にまとまった買いも入ったことか
ら切り返し、前場とは反対にいったん押し目を確認すると、さすがに米FOM
C(公開市場委員会)を控えて売りポジションを抱えたままと言うわけにはい
かず、一気に買い戻しも入って下げ幅を縮小しました。ただ、逆に積極的に買
い上がる動きもなく、前日の終値を意識した水準までの限定的な戻りとなりま
した。

 小型銘柄は先物への買い戻しと言う要因がないことから買い戻しで下げ幅を
縮小することはなく、軟調となりました。東証マザーズ指数は大幅下落、日経
ジャスダック平均や二部株指数も主力銘柄ほど戻らず軟調となりました。先物
は目先筋中心にまとまった売り買いも多くまた、米FOMCを控えてのヘッジとし
ての売り買いもあり、指数を乱高下させる要因となり、結局最後は買い戻しで
指数を押し上げました。

 疑心暗鬼な相場、先行きに悲観にも楽観にも自信が持てない相場となってい
ます。目先的な需給での動きに右往左往する格好で安心して付いていける売り
買いの材料が欲しいということのようです。今日も日経平均は13,900円の水準
(だんだん「誤差」とも言い難くなってきましたが)が節目となって底堅さは
見られ引き続き下値を確認しながら反発の機会を待っているような感じです。
楽観的になれる材料待ち、それまでは様子見、と言うことなのでしょう


日経平均            13,829.92 (▼19.64)
日経225先物         13,880 (▼10 )
TOPIX            1,346.08 (▼ 3.11)
単純平均             347.98 (△ 0.57)
東証二部指数           2,918.96 (▼22.65)
日経ジャスダック平均       1,506.52 (▼ 9.43)
東証マザーズ指数          568.74 (▼13.92)
東証一部
値上がり銘柄数          871銘柄
値下がり銘柄数          760銘柄
変わらず             88銘柄
比較できず            9銘柄
騰落レシオ           86.54%  △5.08%
売買高            19億8472万株(概算)
売買代金        2兆1671億9700万円(概算)
時価総額          430兆5953億円(概算)
為替(15時)          107.86円/米ドル
・東京都、CO2条例を可決 都内の約1300事業所に削減義務
・東証、来年秋の次期システム導入で処理能力を一気に倍増
・世界の対外直接投資、昨年は5割増で過去最高 08年は4割減
・ノキア携帯、日本全国6千カ所で公衆無線LAN
・農水省、ウナギ産地偽装でマルハ子会社に業務改善指示
・5月の貿易黒字は7.6%減 輸入額の増加で3カ月連続の縮小
・5月の企業向けサービス価格指数、燃料高で18カ月連続上昇
・外食売上高は2カ月連続の減少 5月は0.8%減 
・原油輸入価格が2カ月連続で過去最高に 5月は初の70円台
・全漁連、7月15日と16日の両日に全国一斉休漁を提案
・海外旅行景況感、4―6月期はさらに悪化 燃油高による影響も
・大林組、NPOが元経営陣らに株主代表訴訟、12億円請求
・旭硝子、自動車用ガラス価格の10%程度の引き上げを正式発表
・米国の素材メーカーの相次ぐ値上げで個人消費の冷え込みも
・米大統領、台風被害支援で米空母のフィリピン派遣を表明



フューチャー (4722) 65,700円 △5,000 円 :1株単位
 サブプライム問題の影響や新分野への取組みに伴う費用はあるものの、コス
ト削減や財務改善努力などにより08年12月期の業績が前年を大きく上回り過去
最高となる見込みと業績予想の上方修正を発表、ストップ高となりました。

旭硝子 (5201) 1,336円 △17 円
 原燃料高に対応するため自動車用ガラスの値上げをする方向でメーカーと交
渉に入ったと報じられたことから、値上げ後の採算改善を期待した買いが入り、
堅調となりました。

JR東海 (9022) 1,140,000円 △50,000 円 :1株単位
 原油の高騰により電車での旅行が増え、同社が売り出す旅行商品「ぷらっと」
の売上が伸び、東海道新幹線の運行本数を過去最高水準まで増やすと伝えられ
たことから、収益拡大を期待した買いが集まり大幅高となりました。

ツルハHD (3391) 3,410円 ▼200 円 :100株単位
 前期の新規出店・M&A店舗の経費負担や既存店の弱含みなどが尾を引き、
2010年5月期にかけても営業利益率が鈍化するだろうとして、国内証券がレー
ティングを引き下げ、大幅安となりました。

しまむら (8227) 6,730円 ▼570 円 :100株単位
 天候不順などで夏物の販売が振るわず、08年6月の既存店売上高が低調とな
り、加えて外資系証券が主要顧客である低所得者の支出減退が予想以上として
投資判断や目標株価を引き下げ、大幅安となりました。

トヨタ (7203) 5,160円 ▼70 円 :100株単位
 原油高による販売低迷を理由に08年の米国販売台数を下方修正する方針を24
日の株主総会で明らかにしたと伝えられたことから、販売減による業績への影
響が懸念され、軟調となりました。