米国株が軟調、特に金融株ばかりではなくハイテク銘柄や個人消費関連銘柄
が軟調となったことを嫌気して日本市場も売り先行となりました。シカゴ市場
(CME)の日経平均先物が堅調となっていたことや円安に振れたことからしっか
りした動きとなるのかと期待されたのですが、外国人売買動向(市場筋推計、
外資系13社ベース)も売り越しと伝えられたこともあって、寄り付きの売りが
一巡して戻り歩調となっても上値の重い展開となりました。

 前場の中ごろに戻り高値をつけた後、上値の重さを確認するような動きとな
りましたが、後場も同様に前日の終値を上回る場面では上値の重さを確認する
ような動きとなり、何度か下値を確認するような動きとなりました。特に売り
叩く材料もないのですが、月末接近でディーラーなども動き難く、米FOMC
(公開市場委員会)を控えて積極的に持高を増やすような動きもほとんどなく、
ちょっとした手仕舞い売りや見切り売りに上値を押さえられ、最後まで上値の
重い展開が続きました。

 小型銘柄も買い手控え気分の強い中、見切り売りなどのちょっとした売りに
押される格好となりました。東証マザーズ指数は大幅下落となりましたが、二
部株指数は小幅安、日経ジャスダック平均は底堅い展開となりました。先物も
まとまった売り買いが、そこここで見られましたが断続的な動きと言うよりは
目先筋の散発的な動きと見られ、指数の方向感を示すようなことにはなりませ
んでした。

 米国景気への懸念、米国市場への懸念が強く疑心暗鬼になっているようです。
特に材料もないのですが、まとまった売りがあれば「駄目だ」と思い、外国人
が売り越しと聞けば売ることばかりを考えているようです。ただ、昨日に続き、
下値を確認した後もなんとか13,900円水準の節目で下げ渋っており、3月安値
からの大きな流れは変わっていないものと思います。積極的に買い上がる動き
で指数が上値追いとなることもないのでしょうが、底堅さは見られるのかもし
れません。


平均            13,849.56 (▼ 7.91)
日経225先物         13,890 (△40 )
TOPIX            1,349.19 (△ 1.26)
単純平均             347.41 (△ 0.88)
東証二部指数           2,941.61 (▼ 3.27)
日経ジャスダック平均       1,515.95 (▼ 0.34)
東証マザーズ指数          582.66 (▼12.43)
東証一部
値上がり銘柄数          906銘柄
値下がり銘柄数          700銘柄
変わらず             114銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           81.46%  △1.8%
売買高            16億2959万株(概算)
売買代金        1兆7292億4700万円(概算)
時価総額          431兆2963億円(概算)
為替(15時)          108.03円/米ドル


日経ダイエー (8263) 757円 ▼68 円 :50株単位
 食料品の売上は好調なものの、衣料品の不振により上期の会社計画の達成は
困難として、外資系証券が投資判断や目標株価を引き下げたことから、大幅安
となりました。


WNIウェザー (4825) 1,409円 △187 円 :100株単位
 欧州の子会社中心にコスト削減が予想以上に伸展し08年5月期の営業利益見
通しを上昇修正したことから、大幅高となりました。

TOWA (6315) 1,155円 △87 円 :100株単位
 半導体素子内部の配線に使用する金の量を約6割削減できる半導体パッケー
ジの新手法を開発、コスト削減のほか半導体回路の微細化にも対応できること
で注目を集め、大幅高となりました。

古河電 (5801) 512円 △42 円
 カナダの資産管理子会社が収めた法人税過払い分の還付が予想を上回ったこ
とから09年3月期の連結純利益を上方修正し、大幅高となりました。

JFEHD (5411) 5,390円 ▼120 円 :100株単位
 豪英系資源大手が中国の鉄鋼最大手と08年度の豪産鉄鉱石価格の値上げ合意
を発表、日本の鉄鋼メーカーも同水準の値上げを行う可能性が高いとして採算
悪化が懸念され、軟調となりました。

第一三共 (4568) 2,770円 ▼65 円 :100株単位
 米製薬と共同で新薬承認申請中の抗血栓治療薬の審査期間が延長となったと
発表、早期の製品化が期待されていたこともあって、軟調となりました。

・所得の海外流出、日本は米欧と比べて突出 1―3月期26兆円
・経産省、太陽光発電の普及促進の新エネルギー政策を正式発表
・経産相、企業収益や設備投資の先行きを懸念 原油高で
・国家公務員1種、08年度の女性合格者数が過去最高に
・医療、がん、個人年金保険を合わせた契約件数が死亡保険を逆転
・味の素、原料費高で家庭用スープ製品を値上げ
・アサヒビール、フリーズドライ食品大手を買収
・独の地方都市でソーラーパネル設置を義務化
・米軍、資材軍団副司令官を史上初の女性大将に指名
・米CME、NYMEX買収条件を事実上引き上げ
・米UPSも業績見通しを下方修正 フェデックスに続き
・米シティ、投資銀行部門6500人を削減 米紙報道
・米ディズニー、香港ディズニーランドの拡張を提案
・米ダウケミカル、淡水化膜を25%増産 需要拡大に対応