米国市場はまちまちとなり、円安に振れ、外国人売買動向(市場筋推計、外
資系13社ベース)が大幅買い越しとなったのですが、昨日大幅高となった反動
もあって売り先行となりました。円安にもかかわらずハイテク銘柄や自動車株
など輸出関連銘柄も安く、寄り付きの売りが一巡したあとも下値を確認するよ
うな動きとなりました。債券が買戻しなどから堅調(利回りは低下)したこと
でこれまでの動きの反対売買、持高調整などもあったのかもしれません。

 前場の後半から下値を確認して戻り歩調となったのですが後場の寄り付きは
再び売り先行となりました。寄り付きの売りが一巡した後は円安に振れている
こともあって、底堅さも見られ、底堅さが確認されると再度戻り歩調となりま
した。積極的な買い手はおらず、底堅くはあるものの戻り売りに押される展開
が続きました。買い戻しなどもあって切り返す場面もありましたが、戻り切ら
ず結局軟調となりました。

 小型銘柄は堅調なものが目立ちました。ただ、インターネット関連銘柄の一
角が安く、日経ジャスダック平均や二部株指数は堅調となったのものの東証マ
ザーズ指数は軟調となりました。先物にもまとまった売り買いは散見されまし
たが、散発的な売り買いが多く、いったん方向感が出ても長続きはせず、下が
れば買われ、上がれば売られるといったあくまでも目先筋の売買が中心となっ
ていたようですが最後は買戻しもあり堅調となりました。

 「米国離れ」と言うような展開が続いています。ただ、基本的には米国でも
日本でも比較的底堅い、堅調な経済指標の発表にもかかわらず金融機関に対す
る懸念、信用不安が根強く、強気になり切れないという感じです。ここまで戻
ったところで売っていれば儲かるような相場が1年程度続いていたこともあっ
て、売り方の慌てた買い戻しが入り難く、逆に買い方は相変わらず「利を伸ば
す」と言うよりは「利益の出ているうちに売っておこう」と言う見方が強いよ
うです。



日経平均            14,341.12 (▼94.45)
日経225先物         14,350 (▼30 )
TOPIX            1,424.45 (▼ 6.02)
単純平均             363.26 (△ 1.53)
東証二部指数           3,026.41 (△ 9.60)
日経ジャスダック平均       1,536.08 (△ 2.12)
東証マザーズ指数          645.66 (▼ 5.44)
東証一部
値上がり銘柄数         1,014銘柄
値下がり銘柄数          590銘柄
変わらず             111銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           113.57%  ▼ 1.42%
売買高            25億0295万株(概算)
売買代金        2兆6252億3700万円(概算)
時価総額          454兆6741億円(概算)
為替(15時)          105.50円/米ドル


・50年までの温暖化ガス半減に4700兆円の投資必要 IEA
・漁業12団体、燃料費高騰で一斉休漁を検討 赤字操業も増加
・東京、2016年夏季五輪の正式候補地の一つに IOC決定
・食料サミット宣言案、バイオ燃料の食料価格高騰への影響を監視
・介護事業の経営環境悪化、利益率が軒並み低下 厚労省低下
・5月の輸入車販売、前年比2割以上の減少 98年12月以来
・先週の部門別動向、外国人が9週連続の買い越し
・三菱重、鋼材高騰でフォークリフト価格を値上げ
・韓国公取委、米インテルを独禁法違反で是正命令
・5月米主要企業の人員削減数は28カ月ぶりに10万人超
・米ベライゾン、オールテル買収で交渉 実現すれば米携帯首位交代
・アイカーン氏、「MSとの合併がヤフーを救う方法」と強調
・クリントン氏、7日に撤退表明 民主党の結束を呼びかけ



ソフトバンク (9984) 1,919円 △53 円 :100株単位
 米アップルの「iPhone」を日本国内で発売すると発表したことから、他の携
帯電話会社からの乗り換えを期待する買いが集まり、堅調となりました。

日立物 (9086) 1,388円 △71 円 :100株単位
 新規受注件数の獲得ペースが加速していることから、業績予想に上乗せ余地
があるとして外資系証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。

マルハニチロHD (1334) 204円 △7 円
 主な漁業団体が夏に休業することを検討していると報じられるなど、水産品
の漁獲減が懸念されていることから、水産品価格の上昇を期待した買いが集ま
り、大幅高となりました。

住友重 (6302) 899円 ▼25 円
 鋼材価格上昇の影響や、期待されていたブルーレイ関連の射出成型機の需要
が鈍いことなどを理由に外資系証券が投資判断を引き下げ、軟調となりました。

三菱商 (8058) 3,530円 ▼110 円 :100株単位
 ニューヨークの原油先物相場が大幅続落となっていることから、原油価格高
騰による過度な収益拡大期待が剥がれ、大幅安となりました。

ADEKA (4401) 907円 ▼28 円 :100株単位
 LCD(液晶ディスプレイ)材料の競争激化や樹脂添加剤の原料価格上昇を理由
に、国内証券が2009年3月期も減益が続くと報告、レーティングを引き下げ、大
幅安となりました。