米国市場が堅調となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベ
ース)が本日も買い越しと伝えられたことや為替が落ち着いていることに加え、
昨日の相場で米国株下落を先走りして織り込んでいたことなどの反動から買い
先行となりました。寄り付きの買いが一巡した後も買戻しを急ぐ動きなどから
戻り売りをこなして堅調な動きが続きました。

 後場に入ると一段高となりました。昼の市場外取引や昨日と同様に後場に入っ
てからのまとまった売りを懸念した向きも肩透かしを食らったような形でヘッ
ジ売りなどの買戻しも余儀なくされたものと思います。引き続き、米国景気の
底割れや信用収縮に対する懸念が薄れれば業績面からの割安感が強まり、好業
績が期待される銘柄を中心に買い手も現われるようです。石油株や非鉄株が商
品市況の上昇を好感して買われ、海運株やハイテク銘柄の一角も好調な業績を
見直す形で買い直され、最後は利益確定売りなどで上値も重くなりましたが、
大幅高となりました。

 小型銘柄は主力銘柄が大幅高となるなかで、見送られるもの、利益確定売り
に上値を押さえられてしまうものも多く、東証マザーズ指数や二部株指数は大
幅高となりましたが、日経ジャスダック平均は上値が限定的となりました。先
物は終始まとまった売り買いが見られましたが、まとまった売りよりは買いに
反応する動きが強く、指数を押し上げる要因となっていました。

 昨日の売りが如何に慌てすぎた売りであったのかを確認するような相場とな
りました。これだけ商品相場が高騰するということは為替の落ち着きを見ても
分かるようにインフレ懸念はあるものの、信用収縮に対する懸念が薄れている
ことを物語っているようです。ある意味で米国での利下げ効果が現われている
ということでしょう。これが実体経済に波及してくれば景気底割れ懸念も薄れ、
インフレではあるもののスタグフレーションではない、と言うことになり株式
相場も底割れ懸念が薄れ、好業績銘柄を物色するような動きになるものと思い
ます。(manekkussu)
仕切り直しも予断は許さず
 日経平均は今年4番目の上げ幅を記録し、1日にして心理的な節目の13500円、5日移動平均(13602円)、25日移動平均(13390円)などを奪回した。日経平均が急落して安値引けとなったのは、昨日を含め年初来で4回あるが、その翌日は3回が大幅反発。いずれも米国市場が予想外に堅調な推移をみせたことで、売り方による買い戻しが入るパターン。今回もその通りの展開となった。随所で前日と真逆の動きが見られ、具体的には、東証1部の9割超が値上り、ゴムを除く32業種が上昇(前日は9割超が値下がり、ゴムを除く32業種が下落)、先物主導の上昇(前日は先物主導の下落)、債券先物売り・株先物買い(前日は債券先物買い・株先物売り)など。急落、急反発で仕切り直しの形になったとはいえ、先行き不透明感は強い。 20日の米国株式市場が上昇したのは、FOMC議事録で3月開催のFOMCにおいて0.5%の追加利下げが実施されることへの期待が強まったことが要因。とはいえ、国際商品の総合的な値動きを示すCRB指数が史上最高値を更新し、1月の米CPIが市場予想を上回るなどインフレ圧力が日増しに強まっているのも事実。このような環境下で、大幅な追加利下げが実施されるとスタグフレーション(景気後退と物価上昇が同時進行)に繋がりかねないだけに、安易な「追加利下げ期待=株高」という構図には警戒したほうが良さそうだ。(tore-da-zu)



日経平均            13,688.28 (△377.91)
日経225先物         13,690 (△390 )
TOPIX            1,334.72 (△ 32.00)
単純平均             337.53 (△ 8.64)
東証二部指数           2,968.17 (△ 29.31)
日経ジャスダック平均       1,538.19 (△ 4.27)
東証マザーズ指数          686.56 (△ 16.68)
東証一部
値上がり銘柄数         1,577銘柄
値下がり銘柄数          115銘柄
変わらず             35銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           123.33%  △16.51%
売買高            21億6802万株(概算)
売買代金        2兆5952億2300万円(概算)
時価総額          429兆4216億円(概算)
為替(15時)          108.23円/米ドル

・先週の部門別売買動向、外国人が買い越しに転換 今年初めて
・NY原油、一時101ドル台 金も時間外で最高値更新
・児童虐待、昨年は過去最多の300件 警察庁まとめ
・貿易収支、1月は1年ぶり赤字に 対米黒字の減少と原油高
・12月の全産業活動指数は0.2%低下 建設や消費が振るわず
・エディオン、購入のHD―DVD製品をBD製品に交換
・三越(2779)、通期最終利益見通しを大幅下方修正
・ドンキホーテ(7532)、12月中間期経常利益は16%増
・米国務次官補来日、北の核計画の申告書提出で連携強化
・米GMAC、北米の自動車ローン事業をリストラ
・米貯蓄金融機関、前四半期の純損失が52億4千万ドルに
・1月のFOMC議事録、金融不安と景気悪化の連鎖に強い懸念
・米FRB、08年の米経済成長率を下方修正 さらなる低下も



日産自 (7201) 971円 ▼7 円 :100株単位
 北米での在庫増加などを理由に外資系証券が投資判断を引き下げ、軟調とな
りました。

良品計画 (7453) 5,690円 ▼210 円 :100株単位
 昨年9月以降、同社の既存店売上高は前年同月比割れが続いていますが、国
内消費の低迷により今後の売り上げの回復も見込みづらいとして国内証券に投
資判断を引き下げられ、連日の大幅安となりました。

アスクル (2678) 2,135円 ▼110 円 :100株単位
 原油価格の騰勢が強まる中、文具やOA用品などの値下げを発表。収益減な
ど業績に与える影響が懸念され、大幅安となりました。

オムロン (6645) 2,265円 △175 円 :100株単位
 米ヒューレット・パッカードの決算が好調だったことで、国内のハイテク関
連銘柄が物色され、大幅高となりました。年間配当の増配や自社株買いの実施、
金庫株の消却を発表していることも好感されたようです。

住友鉱 (5713) 2,175円 △289 円
 銅市況の高騰やニッケル市況の底入れなど金属市況が堅調なことから、近い
うちに業績の上方修正を行うだろうとして、外資系証券が投資判断を引き上げ、
大幅高となりました。

ミツミ (6767) 3,070円 △260 円 :100株単位
 電池の充電やバックライト用の発光ダイオード(LED)の駆動など5機能
をひとつのパッケージにした携帯電話の電力を制御するICの量産開始の報道
が好感され、大幅高となりました。