10-12月実質GDP 予想上回る
07年10-12月期実質GDP成長率年率で+3.7%と市場予想平均の1.8%を大
きく上回った。名目は+1.2%。個人消費は前期比+0.2%、設備投資+2.9%
、GDPデフレーター-1.3%、住宅投資-9.




米国市場が大幅上昇となったことや為替が円安に振れたこと、外国人売買動
向(市場筋推計、外資系13社ベース)が買い越しとなったことに加え、寄り
付き前に発表になった10~12月期のGDP(国内総生産)が予想を大きく上回っ
たことで買い先行となりました。主力銘柄を中心に買い気配から始まるものも
多く、寄り付きの買いが一巡した後も出遅れ感の強い銘柄を物色する動きから
ほぼ全面高となりました。目先筋の利益確定売りに上値が重い場面もあったの
ですが、買い戻しを急ぐ向きもあり、節目と見られる水準まで一気に上昇とな
りました。

 後場に入っても一段高となりました。寄り付きこそ前場高値水準で上値を押
さえられるような場面もあったのですが、前場段階で既に節目まで到達、目先
筋の利食い売りをこなして堅調なことから先物を中心にまとまった買い戻しで
一気に節目を抜け、一段高となったものと思われます。為替も落ち着いている
ことから円キャリー取引解消懸念もなく、物色対象が広がりを見せて大幅高と
なりました。目先筋の手仕舞い売りに上値を押さえられる場面もありましたが、
結局節目を抜けて底入れ感も強まったことで最後まで買い気は衰えず、高値引
けとなりました。

 小型銘柄もさすがに大幅高となるものが目立ちました。売り飽き気分の出て
いるところで、主力銘柄のように空売りの買い戻しはないのですが、業績面か
ら不安のないような銘柄の割安感を見直す動きとなり、日経ジャスダック平均
は上値が重かったものの、東証マザーズ指数や二部株指数は大幅高となりまし
た。先物にも朝方からヘッジの買い戻しも含めてまとまった買いが断続的に入
り相場を押し上げる要因ともなっていました。底入れ感が強まる前に買い戻し
を急ぐ向きも多かったものと思われます。

 日経平均は節目と見られる13,400円~13,500円の水準を一気に抜けてきまし
た。為替の落ち着きや業績発表が一段落していることから、米国市場や欧州市
場でまたぞろサブプライムがどうした、モノラインが云々、と取りざたされな
い限り今度は13,400円から13,500円の節目をサポートに二番底を確認するよう
な動きとなって来るものと思います。13,800円から13,900円もまた節目となっ
ており、今度はその水準を目指すことになるのでしょう。 〔マネックス)


不完全燃焼の相場が続いてきたが、マクロ指標の好転で投資家心理は一気に改善したようだ。日経平均は約1ヵ月半ぶりの高値引け(12月26日以来)で、今年最大の上げ幅(これまでは1月25日の536円高)を記録。33業種全てが上昇し、東証1部の値上り銘柄数は9割強に達した。日経平均採用銘柄に至っては222銘柄が上昇(変わらず:JT、下落:資生堂、スカパー)するなど、記録づくめの上昇といえよう。また、1ヵ月半ぶりに25日移動平均(13492円)を回復したことも大きそうだ。2月上旬に25日移動平均を回復目前まで迫りながら失速した経緯があるだけに、今度は下値支持線となることに期待したい。

 これまでのマクロ指標は悪化の一途を辿り、投資家の失望感を増幅してきた。しかし、米1月小売売上が前月比+0.3%、日本の10-12月GDPが実質年率+3.7%で着地し、市場予想(米小売:-0.3%、GDP:+1.7%)を大幅に上回った。米小売売上のマイナス転落回避でリセッションへの警戒感が薄らぎ、日本のGDPが潜在成長率を大幅に上回ったことがポジティブサプライズを呼び、買い安心感が広がった。とはいえ、懸念材料が完全に払拭されたわけではない。米国市場ではモノラインを巡る動向が不透明なうえ、欧州ではサブプライム問題に揺れる金融機関の決算発表が相次いでいる。東京市場でも、東証1部の売買代金は年初来で最低水準が続き、活況の目安とされる3兆円には遠く及んでいない。ニューヨークタイムス紙が、ヘッジファンドの破綻が今年過去最高に達する可能性があると報じるなどヘッジファンドの動向は気掛かりだか、45日ルールによると海外ヘッジファンドによる換金売りの該当日は明日になるという。マクロ指標の好転で下値不安は薄らいだとはいえ、市場エネルギーの増加なくして戻り待ちの売りを吸収するのは難しそうだ。 〔トレーダーズ)



日経平均            13,626.45 (△558.15)
日経225先物         13,630 (△530 )
TOPIX            1,332.44 (△ 47.09)
単純平均             334.84 (△ 11.34)
東証二部指数           2,873.41 (△ 32.60)
日経ジャスダック平均       1,515.81 (△ 6.03)
東証マザーズ指数          610.97 (△ 20.62)
東証一部
値上がり銘柄数         1,586銘柄
値下がり銘柄数          105銘柄
変わらず             37銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           96.05%  △7.46%
売買高            21億8976万株(概算)
売買代金        2兆5369億0000万円(概算)
時価総額          428兆2647億円(概算)
為替(15時)          108.22円/米ドル




・日経平均、3日続伸 引けにかけ上げ幅拡大 今年最大の上昇
・10―12月期実質GDPは3.7%増 設備投資と輸出が牽引
・首都圏のマンション発売戸数、5カ月連続減 1月は19%減
・都心部オフィス空室率、1月は1.8% 依然として需給ひっ迫
・ビール系飲料出荷量、1月は12%増 値上げ前の駆け込みで
・三菱商事とBML、中国の検査会社に高度な衛生ノウハウを供与
・東急(9005)の4―12月期、経常利益15%増 広告事業伸びる
・長谷工(1808)の4―12月期、経常利益が3%減 原材料の価格高
・ダイキン(6367)、4―12月期営業利益が76%増
・日揮(1963)、4―12月期営業利益が2倍に 利益率が改善
・経営難の独中堅銀IKB、政府系金融機関からの追加支援で合意
・EU委、証券化金融商品の格付け規制案を発表 5月に最終案
・米ヤフー、ネット事業統合でニューズと交渉 ニュ社が筆頭株主
・米景気対策が成立、減税中心に2年で18兆円の財政出動
・オバマ氏が経済対策を発表 総額22兆円、700万人雇用創出




板硝子 (5202) 501円 △53 円
 買収した英子会社の連結化や建築用ガラス事業が欧州を中心に好調だったこ
とから07年4-12月までの営業利益が大幅増益となり、業績の上振れが期待され
大幅高となりました。

戸田建 (1860) 420円 ▼55 円
 建築工事コストの上昇や土木分野の競争激化などにより工事採算が悪化、08
年3月期の連結純利益が従来の増益予想から一転減益となり、大幅下落となり
ました。

太陽インキ (4626) 2,565円 △245 円 :100株単位
 フラットパネルディスプレー用部材の韓国向け販売が堅調となり、08年3月
期の連結経常利益を上方修正したことに加え、記念配当の実施も発表し、大幅
高となりました。

フジシール (7864) 1,654円 ▼300 円 :100株単位
 国内のシュリンクラベルの価格低下や、薄肉化やインク消費量の削減などの
コスト削減策が計画通りに進まなかったことなどから08年3月期の営業利益を
下方修正し、ストップ安となりました。

凸版印 (7911) 1,111円 △102 円
 ICカードなどの販売が好調だったことや、商業印刷分野での提案型営業な
どにより07年10-12月期の営業利益が増益となったことが好感され、大幅高とな
りました。

タカラトミー (7867) 782円 △92 円 :100株単位
 映画関連玩具やカードゲームなどの売り上げが好調となり、子会社の任天堂
関連商品の売上げも堅調だったことから、07年4-12月期の連結営業利益が大幅
増益となり、大幅高となりました。