米国市場でダウ平均が大幅上昇となったことやシカゴ市場の日経平均先物が
大幅高となったことから買い先行となりました。ただ、相変わらず外国人の売
買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝えられたこともあっ
て、寄り付きの買いが一巡した後は上値も重く、日経平均も13,200円を上回る
ところでは戻り売りや目先筋の利益確定売りに押され、積極的に買い上がるに
は米国景気や日本でも景気の先行きに自信がもてないという感じでした。
後場に入っても引き続き上値の重い展開は続きました。寄り付きは前場の高
値を意識するような買い先行の寄り付きとなりましたが、その後は買いが続か
ず、上値の重さを確認するかのように目先筋の利食い売りやヘッジ売りなども
あり、上げ幅を縮小する展開となりました。日経平均の節目と見られる13,000
円は何とか保ったものの、上値の重さ、つまり、個別企業の業績や景気、ひい
ては株価の先行きに対する自信のなさ、懸念が強く、戻り切らないという感じ
です。
小型銘柄は疑心暗鬼な相場では安心感のある銘柄への乗り換えなどもあるも
のと思われ、総じて軟調なものが目立ちました。二部株指数は横ばいとなった
ものの日経ジャスダック平均は軟調、東証マザーズ指数は大幅安となりました。
先物にも前場・後場の寄り付き直後は持高調整などのまとまった売り買いは見
られましたがその他は比較的おとなしい動きで、まとまった売り買いも目先筋
の売買が目立つ程度で大きく方向感を出すような動きにはなりませんでした。
センチメントが上向いているところであれば、もう少し上値を追う動きもあ
ったのでしょうが、予想以上に上値が重い展開となっています。サブプライム
問題もモノライン問題も何となく尻尾が見えては逃げられる、もう終わりかと
思うと次々と新しい懸念材料が湧いて出て来るという状況でなかなか「強気」
にはなれないようです。ただ、少しずつ、割安感を見直すような動きも出てお
り、今度は底堅さを確認するような展開となって来るのではないかと思います。
日経平均 13,068.30 (△ 46.34)
日経225先物 13,100 (△110 )
TOPIX 1,285.35 (▼ 0.75)
単純平均 323.50 (▼ 0.65)
東証二部指数 2,840.81 (△ 2.12)
日経ジャスダック平均 1,509.78 (▼ 3.13)
東証マザーズ指数 590.35 (▼ 6.72)
東証一部
値上がり銘柄数 753銘柄
値下がり銘柄数 853銘柄
変わらず 120銘柄
比較できず 2銘柄
騰落レシオ 88.59% △2.72%
売買高 20億8364万株(概算)
売買代金 2兆3972億8000万円(概算)
時価総額 413兆2620億円(概算)
為替(15時) 107.21円/米ドル
・中医協答申、病院の再診料を30円引き上げ 簡単な処置を無料化
・1月の企業物価は3.0%上昇 27年ぶりの高い伸び
・1月の消費者態度指数は4カ月連続で低下 雇用環境悪化に警戒感
・経常黒字、2年連続で過去最大を更新 07年の国際収支
・自動車大手労組、賃金改善分として前年並みを要求
・トヨタ、売上高と生産台数でGM抜き世界一に 07年年間
・アイフル、社長らを引受先とする1200億円増資を決定
・新日鉄、H型鋼を最大2割値上げ 値上げ幅は過去最大
・1月の対内証券投資、外国人の売り越し額が過去最大に
・ジャスダック売買代金が4年2カ月ぶり低水準に 半日取引除き
・凸版印刷(7911)、4―12月期の最終利益が55%増
・東武(9001)、4―12月期最終利益は30%増
・ベネズエラ国営石油、エクソンモービルへの原油供給を停止
・米メリル、日本での不動産ファイナンス部を閉鎖
・米金融6社のサブプライム救済策、差し押さえ30日停止
・米ヤフー第2位株主「MSは買収価格の引き上げが必要」
・米大統領選、代議員数でオバマ氏がクリントン氏を逆転
Uアローズ (7606) 822円 △98 円 :100株単位
商品消化率を主軸に置いた商品計画の策定や販売付帯業務の合理化・削減な
どが功を奏し、07年4-12月期の連結営業利益が通期見通しの95%に達したこと
が好感され、大幅高となりました。
島津製 (7701) 932円 △73 円
民間設備投資の拡大や欧州・アジアの需要増加により計測機器の販売が好調、
医用機器も欧米など海外市場で堅調だったことから、07年10-12月期の営業利益
が増益となり、大幅高となりました。
アイフル (8515) 1,735円 ▼231 円 :50株単位
同業大手に比べ薄かった自己資本を増強して信用力を高めることを目的に、
第三者割当増資と外貨建ての新株予約権付社債の発行を発表。既存株主の1株
当たり権利希薄化が嫌気され、大幅下落となりました。
伊藤ハム (2284) 562円 △32 円
ハム・ソーセージや調理加工食品の利益率の改善や食肉の売り上げ増加によ
り、08年3月期の連結営業利益を上方修正したことに加え記念配当の実施も発
表し、大幅高となりました。
住阪セメ (5232) 198円 △17 円
石炭価格の想定以上の上昇によりセメント製品価格の値上げの可能性が高ま
っているとして、国内証券がレーティングを引き上げ、大幅高となりました。
昭電線HD (5805) 138円 ▼24 円
改正建築基準法の影響による電線需要の低迷や為替差損の計上から08年3月
期の連結業績予想を下方修正したことが嫌気され、大幅下落となりました。
(マネックス)