懸念材料多く買い手不在の構図が続く
 週末に行われたG7は消化不良に終り、先週までの重苦しい雰囲気を引き継ぐ展開となった。日経平均は13000円割れを回避したとはいえ、2月限SQ値(13089.98円)を奪回できず。日経先物は13000円割れで取引を終え、明日以降に不安を残した。方向感の乏しさは市場エネルギーの低下に反映されており、東証1部の売買代金は前週末比14.7%減の2兆3643億円と実質今年最低を記録した(半場立会いだった大発会:1兆7985億円を除く)。1月の急落過程では、下値でリバウンド狙いの買いも多かったとみられ、売買代金は活況の目安とされる3兆円を超える日が続いたが、2月に入ってからは一度も3兆円台には届いていない。

 投資家の買い意欲を削ぐのは、企業業績への不信感が強いからだろう。先週末に3Q決算のピークを迎えたが、下方修正を発表する銘柄が続出している。これまで失望売りが1日では収まらないケースが多く、バリューエション面では売られ過ぎ(PBR1倍割れなど)と目される銘柄にも買い手がつかない状況になっているようだ。また、週半ばの14日には10-12月GDPが控えているが、足下の経済統計や企業業績などを勘案すると、市場予想(年率換算+1.5%程度)を割り込む可能性も否定できない。また、海外市場の動向も懸念材料。サブプライムやモノライン問題に揺れる米国市場は当然のこと、休場明けの中国市場の動向も気掛かり。さらに、海外ヘッジファンドによる換金売り(45日ルール)の該当日が、今週末の15日に相当するだけに買い手不在の構図は暫く続きそうだ(トレーダーズ)



日経平均:13021.96円(△4.72円)
TOPIX:1286.1(▼1.04)

売買高概算:21.5907億株
日経平均(25日移動):13586.05
25日線からの乖離率:-4.15%
騰落レシオ(25日移動):85.87
サイコロジカルライン:6-6
RSI:55.77
日経225先物:12990円(▼60)
日経JQ平均:1512.91(▼14.09)
マザーズ指数:597.07 (▼5.03)
ヘラクレス指数:946.00(▼7.77)


値上り銘柄数  478 昨年来新高値   2
値下り銘柄数 1164 昨年来新安値 226
変わらず     80

・米企業の昨年10―12月期、サブプライム響き業績悪化深刻
・経財相、日本経済について「一時的に減速の可能性」
・東証、プログラムの不具合を修正 8日発生のシステム障害で
・住友重機、米半導体製造装置メーカーに買収を提案
・太平洋セメ(5233)の4―12月期、営業利益が29%減
・セイコー(8050)の4―12月期、営業利益は3%増
・鹿島(1812)、4―12月期営業益は80%減 通期予想は据置き
・清水建(1803)、4―12月期営業益は6%増 通期予想は据置き
・米大統領経済報告、景気の「下振れリスクが高まる」
・米AIG、10―11月期損失は当初見通しの4倍に
・米金融大手6社、サブプライム対策で差し押さえを一時猶予
・米金融機関の損失は最大で1750億ドル 米証券試算
・米ヤフー、マイクロソフトの買収案は「過小評価」


グレースが破産手続き開始の申し立て、負債総額35億円

 グレース は12日午後6時40分、破産手続開始の申立てを行うことを決議し、東京地方裁判所に申立てを行い破産手続を開始したと発表した。負債総額は約35億2700万円(うち金融負債約24億円)。同社は金融機関及び子会社である日東工営から借り入れを行い、一部グループ会社への融資を行ってきたが、業績の悪化により貸付金の返済を受けることができず、資金繰りが悪化。12日に予定されている2億円の返済資金を手当することができなくなった。12日に1回目の手形不渡りを出す予定だが、同社は持株会社であり単独で収益は上げられないため資金調達ができず、支払不能に陥った。

 今後は破産管財人のもと、清算を行っていく。