参院予算委:海自給油活動の継続、首相が改めて訴え
参院予算委員会は15日午前、福田康夫首相と全閣僚が出席して基本的質疑が始まった。7月の参院選での与野党の議席数が逆転した後、参院で初めて行われる実質的な国会論戦。首相は海上自衛隊のインド洋での給油活動について「他国もみな協力しており、第2の経済大国である日本が何もしなくていいのか。野党、国民に考え方を理解いただき、ぜひ活動を続けたい」と改めて訴えた。佐藤昭郎氏(自民)の質問に答えた。
石破茂防衛相は海自が米補給艦に補給した燃料がイラク戦争に転用されたとの疑惑について「野党が『(疑惑を説明する)資料を出さない限り議論を一切しない』と言うなら、政府の責任できちんとやっていかないといけない」と述べ、情報開示を進める考えを改めて示した。
また首相は、自らが代表を務める自民党の支部が国の公共事業を受注した事業者から寄付を受けた問題について「政治家として一点の曇りもないようにということを信条としてやってきたが、大変残念だ。世間を騒がせ申し訳ない」と改めて陳謝した。【田所柳子】
日経平均 17358.15(+ 26.98)△0.16%
TOPIX 1657.44(- 2.04)▼0.12%
売買高概算 16億2193万株
売買代金概算 2兆2600億円
値上り銘柄数 859 年初来新高値 37
値下り銘柄数 728 年初来新安値 20
変わらず 135
騰落レシオ(25日)102.0%
サイコロ(日経平均)8勝4敗 66.7%
カイリ率(日経平均)25日線比+4.60% 75日線比+2.19%
15日のJASDAQ市場ではJASDAQ平均に加え、主力株で構成されるJ-Stock Indexがわ
ずかながら反発した。ヤフー<4689.Q>や楽天<4755.Q>など、時価総額上位の一角に
買いが先行している。一方、オプトエレ<6664.Q>大幅な下方修正を嫌気しての売り
がやまず、3日続けてストップ安となった。また、コシダカ<2157.Q>は下方修正を受
けてストップ安比例配分となっている。
<マザーズ>
12日のマザーズ市場では値下がり銘柄が100を超え、指数は2日続落となった。高
値警戒感に加え、決算発表の本格化を前にして業績面での警戒感も生じたようだ。
DeNA<2432.T>やACCESS<4813.T>、ミクシィ<2121.T>など時価総額上位に
売りが先行している。一方、本日上場のアールエイジ<3248.T>は公募価格の7万円に
対して、気配値を14.2万円に切り上げたまま値付かずとなった。
<ヘラクレス>
ヘラクレス市場でも値下がり銘柄が優勢となり、指数は小幅ながら3日ぶりに反落
した。ダヴィンチ<4314.OJ>や大証<8697.OJ>など、時価総額上位の一角に売りが先
行している。一方、トリケミカル<4369.OJ>は大幅高となった。いちよし証券ではノ
ーレーティングながらポジティブなレポートをリリースしており、買い材料視され
た面もあったようだ。
・中国共産党大会が開幕「ひずみを解消し、調和のとれた社会を実現」
・中国株式市場、上海総合指数が一時6000台乗せ
・日銀地域経済報告、3地域における判断を後退
・日銀総裁「米国経済の下振れリスクなど不確実性がある」
・首都圏の改札トラブル、16日までにプログラムのミスを修正
・財務省の広報企画調整官に電通出身者を起用
・07年度上期の発受電電力量、半期ベースで過去最高を更新
・8月の鉱工業生産確報は3.5%上昇 速報値から小幅上方修正
・金の国内小売価格、グラム3千円の大台を超え23年ぶりの高値に
・良品計画(7453)、8月中間期経常利益は11%増
・神戸鋼(5406)、中間期と通期の業績見通しを上方修正
・東洋証券(8614)、9月中間期経常利益が前年同期比2.3倍に
・インタファクス通信が「イランでプーチン大統領暗殺計画」報道
・著名投資家アイカーン氏、米モトローラに部門分割を提案か
・複数の米大手金融機関、サブプライム対応で支援ファンド設立を検討
好業績・好材料・好需給がキーワード
15日の日経平均株価は小幅反発。朝方こそ前週末の米国株市場の反発を好感して
上値を試す展開となったが、前週末12日の高値(17441円)近辺では上値の重い展開
となった。高値圏で揉みあった後は上値の重さを嫌気した売りが優勢となり、日経
平均株価はジリジリと上げ幅を縮小。後場に入るとアジア株市場がやや軟調に推移
していることも嫌気されると下げに転じ、一時は17300円を割り込む場面もあった。
指数寄与度の高い値嵩ハイテク株の堅調推移が下支えとなり、その後は切り返した
が、大引けにかけては次第に膠着感を強めた。
短期的なポジション調整の売買はほぼ一巡したとみられ、ボリュームは再び閑散
となりつつある。日経平均株価の17500円が目前に迫ると上値の重さが意識されるも
のの、一方では米ムーディーズによる円建て日本国債の格上げ発表をきっかけに200
日線を突破後、同線が下値サポートの機能を果たしていることは心強い動きといえ
る。ボリューム面では迫力こそないが、高値圏での戻り売り、利益確定売りを徐々
にこなしている状態といえそうだ。国内に特段の買い手掛かり材料はないとはい
え、需給面ではロングよりもショートに傾きつつある状況のなかであり、今後も米
国株高、為替の円安推移、米ムーディーズの格上げ的に似た好材料など、外部要因
から押し上げられる余地は残っているといえそうだ。
個別物色に柱がないのはやや寂しいが、今週より米国株市場では決算発表が本格
化するほか、国内も来週には3月期末企業の決算発表が本格化するなど、決算シーズ
ンを控えて好業績の代表格である任天堂(7974)が大幅高したほか、業績上方修正
観測から高周波(5476)が人気化した。その他では三井物(8031)、商船三井
(9104)、郵船(9101)、住友鉱(5713)、日立建機(6305)が堅調に推移してお
り、海運、非鉄、商社などの新興国需要、資源高から恩恵を得られる「好業績・低
PER」セクターは上値を積極的に追うムードこそ乏しいが、押し目はしっかりと
買われた。企業業績に対する関心は確実に高まっているといえ、当面はこれらのセ
クターを核としながら、個別の好材料を追いかける展開が継続しそうだ。また、手
掛かり材料難のなかをフタバ(7241)、日立線(5812)、堀場製(6856)、カプコ
ン(9697)など、高値圏に位置しながらもショートを溜め込んだ銘柄には踏み上げ
が観測され、これらの好需給銘柄も物色されやすい地合いにある。当面は「好業
績」、「好材料」、「好需給」などをキーワードとした物色展開が見込めよう。
(宇野沢茂樹)
