「米株高刺激で18000円意識、GDPで利上げ観測強まる方がポジティブ」
 14日のNY市場は大幅続伸。ダウは87.01ドル高の12741.86と、約2週間ぶりに最高値更
新、ナスダックは28.50ポイント高の2488.38で取引を終了した。バーナンキFRB議長が議
会証言でインフレ圧力が緩和されつつあると発言したことが好感され、終日堅調な展開と
なった。セクター別でも不動産を除き全面高となっており、特に運輸や半導体・同製造装
置の上昇が目立った。シカゴ225先物清算値は大証比170円高の17950円。ADRの日本株
は花王、富士フイルム、ブリヂストン、コマツ、日立、ソニー、TDK、京セラ、HOY
A、キヤノン、トヨタ、ホンダなど対東証比較(1ドル120.74円換算)で全般堅調。
 昨日の日経平均は4営業日続伸で2000年5月以来の水準を回復。米国株式市場の上昇を背
景にハイテク株へも物色が広がりをみせていた。また、米アルコアへの買収観測が伝わ
り、住友鉱山など非鉄セクターへM&Aの思惑が高まっている。ハイテク株の強い動きが
目立っていたが、これまでの下落基調を考えればテクニカルリバウンドの域は出ておら
ず、売り方の買い戻しといったところであろう。TOPIXは1772.83Pまで上昇し、昨年4月高
値まであと10P程度までに迫ってきている。あと10pではあるが、高値更新までは強気ス
タンスとなる。
 また、GDPが予想を上回り、翌週の政策決定会合での利上げ観測が強まることに関し
ては、不動産などが利食いに押されたとしても、全体としてはネガティブにはならないと
考えられる。反対に予想を下回り、利上げ観測が後退した方が景気減速懸念が高まること
になり、全体へのネガティブな反応につながるとみている。そのほか、先物市場の動向で
あるが、本日もクレディ・スイス、ゴールドマン・サックスといったところの買いが目立
っていた。直近合計でクレディ・スイスは1万枚、ゴールドマンは7千枚の買いとなって
いる。これまで1万枚程度に膨らんだ後にドテンをしてきていたことを考えると、反対売買
の動きには注意したい。
 米国市場の上昇を背景に日経平均は一気に18000円が意識されてきており、TOPIX
も昨年来高値を更新することになりそうだ。ナスダックが再び強い動きをみせてきている
ため昨日同様、ハイテク株のリバウンドの動きが強まる可能性はある。ただ、物色の柱と
なるとは考え難く、明日の北米地域半導体BBレシオをみてからでも遅くなさそうだ。ま
た、日経平均が18000円に接近するにつれて達成感から利食いの動きも出てきそうだが、
同様に売り方の買い戻す動きも強まろう。 
(村瀬 智一)


朝の外資系証券13社経由の注文状況は、
売り4260万株、買い4680万株、差し引き420万株の買い越しとの観測。




NYSE(NYダウ)   12741.86(+ 87.01)△0.69%
NASDAQ(ナスダック) 2488.38(+ 28.50)△1.16%
CME日経225先物   17950  (大証比+170)
為替             120.73―76
8:50に発表される06年10~12月期GDP速報値
3市場信用取引残高〔2月9日時点〕は、買い残が前週比
1138億円増の3兆8121億円と2週ぶりに増加。一方、売り残は331億
円増の1兆6870億円とこちらも2週連続で増加しています。信用倍率は前週
の2.24倍から2.26倍

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・FRB議長証言、当面は政策金利を据え置く意向を示唆
・FRB議長証言、米経済軟着陸に自信 景気・物価動向見定め
・ダイムラー、北米クライスラー分社も 資本提携も選択肢

・国内総生産(GDP)10―12月期速報値
・対外内証券売買契約等の状況(先週分)
・首都圏マンション発売(1月)
・工作機械受注(1月確報値)
・建設機械需要予測(07年度)
・移動電話国内出荷(12月)

・米新規失業保険申請件数
・米住宅市場指数
・米輸出入物価指数
・対米証券投資
・米鉱工業生産及び設備稼動率
・米フィラデルフィア連銀景気指数
・米NY連銀製造業景気指数
・バーナンキ米FRB議長が下院委で証言
・北米半導体BBレシオ


・業績報告 楽天、長谷工、ダイキン、沖電気、T&D、東急電鉄 等