デンマークから花の種を持ち帰ろうとした結果、無理だったので同じ悲しみを味わう人が出ないようブログを書こうと思いました。
海外で購入した花の種などを持ち帰りたいと思ってる人は気をつけてください。
私はデンマーク派遣の留学学生です。
祖母のお土産にと思い絵画のポストカードとそこに描かれた花の種を先日買いました。
購入後に思い出したのが植物の持ち込みに関する法律、植物防疫法。
さらっと調べると大丈夫そうだったので安心してましたが全然だめでした。
植物防疫法
ここ数年で植物防疫法が強化されており、植物を持ち込む際は帰国時の検査に加え事前に検査証明書(Phytosanitary Certificate)を輸出国で発行してもらう必要があります。
また、入国時の検査を受けなかった場合や検査証明書無しで輸入した場合、3年以下の懲役又は300万円以下の罰金が科せられる場合があるそうです。
(参照:https://www.maff.go.jp/pps/j/trip/oversea/faq/index.html)
Yahoo!知恵袋などで調べると帰国時の検査のみで良いというような回答もありますが昔の話なので注意してください。
デンマークの検査証明書の発行事情
ここから英語で検査証明書の発行の方法を調べます。
結果、検査証明書の発行は企業しか許可されていませんでした。
デンマークでは植物に関する輸出入の管理がしっかりしていて、個人的な持ち出しであっても輸出者としての登録と輸出の申請が必要でした。
これは6万以上のコストがかかる上、個人では行えません。
残念ですがデンマークで購入したものを持ち帰るというのは不可能だそうです。
ちなみにデンマークへの持ち込みは、特定の種類を除く種子は輸出国の検査証明書さえあれば可能です。
必要かわかりませんが、検査証明書以外の手続きが必要な種類については以下から確認できます。
(参照:植物、植物製品、その他の物品の輸入要件)
最後に
デンマークから種子を持ち出す例が少ないのか調べるのが大変だった上に、結果持ち帰れずとても悲しいです。
正直、日本や韓国だと空港で出国前に検査証明書を発行してもらえるそうなので、デンマークも同じだろうと舐めてました。
デンマーク以外は調べていないので他国はわかりませんが、皆さん気を付けてください。