「飛騨へは、ゆるゆると行くことにする」

 

「(飛騨は)ひろやかな美濃平野の北方にあって、棚のような山国」

 

司馬遼太郎は 「街道をゆく:飛騨紀行」で そのように描いています。

 

氏はこのルートで高山入ったようです。

 

地図

 

私たちはと言えば・・・

 

「ゆるゆる」ゆきたいところですが

 

「大ジジ」を一泊二日のショートステイに預かってもらっての旅行きです。

 

無駄な時間はありません。

 

というわけで 名神高速→一宮JCからの東海北陸自動車道→飛騨清見ICからの中部貫通自動車道経由で高山へすっ飛ばし

 

自宅から3時間余りで高山市に到着しました

 

高山は「飛騨の小京都」と呼ばれる処

 

日本三大盆踊りの郡上八幡や下呂温泉は行ったことがあるのですが

 

高山は初めての地です。

 

ちょうどお昼時 「飛騨そば」を食べに

 

「ざる蕎麦 せと」へ

 

 

 

ここは 飛騨地方各地の蕎麦粉を使ったそばが食べれる名店です

 

店内は THE昭和の雰囲気

 

昔々のエアコンがついていましたが ほとんど効いていない

 

暑い暑い店内に、これまた扇風機がぶんぶん回っていました

 

 

 
4種類の蕎麦をハーフで頼み 「小ジジ」とシェア
 
 
 
 
「夜はご馳走だから このぐらいにしとこうね」と言い合い
 
美味しくいただきました
 
私は 「乗鞍そば」がお好みでした笑
 
しかし ず〜っと暑いのですあせる
 
建前は古いし 電気料値上げの影響でエアコン始末しているのかしら・・・
 
本当に名店??
 
と思っていたら お会計を終えてふと壁を見ると
 
落語家さんを中心に 有名な方々も訪れていたようです
 
 
 
「立川談志」さん
 
「三遊亭円楽」さん
 
懐かしい顔ぶれの面々も・・・
 
やっぱり知る人ぞ知るお店だったのですね
 
ヒマワリ  ヒマワリ  ヒマワリ
 
夏真っ盛り
 
外気温は37度越え
 
来てみてわかる「高山は暑い!!メラメラ
 
飛騨そばを食べて 向かった先は
 
高山に来たら 皆必ず立ち寄るところ
 
『高山陣屋』です
 
 
『高山陣屋』は 江戸時代に幕府が木材や鉱石の産地であるこの地を直轄領とし
 
代官・郡代が176年も派遣され政務を行なっていた
 
いわゆる「お役所」です
 
明治維新後も地方官庁として使用されていたようです
 
300年の時を超えて
 
全国で唯一現存する郡代・代官所です
 
(🕶️して😷して腕カバーして・・焼かないぞ!!感満載の私です笑
 
 
 
 
 
こちら インバウンドの方々が三々五々たくさん訪れていました
 
とっても行儀よく、また親切で「お先にどうぞ」なんて
 
多分 日本人より嗜み深いのにびっくりしました・・・
 
さて中はかなり広く 天然のエアコン?でひんやりしていました
 
こんな感じ
 
 
江戸時代にタイムスリップ〜
 
 
 
 
 
 
白洲ってけっこう狭い
 
年貢ですね
 
『真向兎』
 
釘の頭を隠す装飾が有名だそうです
 
 
見学を終え 外に出ると晴れの炎天下
 
慌てて 車に逃げ込みましたが 車内は蒸し風呂・・・
 
 
その後今晩の宿に向かうまで高山市内を散策?したのですが
 
外気温が暑いだけでなく
 
高山で立ち寄ったお店は皆暑かった・・・
 
冷房していないところもあったりして
 
コロナ禍がまだ寛解していない市中
 
シャッターの閉まったお店が目につきました。
 
市街は外国の方々や若いカップルがそぞろ歩き
 
暑そうです
 
いくつもある高山ラーメンの店のみ行列が。。。
 
ちょっとジジババが真夏に行くところではございませなんだ・・・
 
が・・・この暑さを我慢できたのも・・・
 
ここに来た本来の目的地が
 
『奥飛騨温泉郷』だからです
 
久しぶり旅の終点は
 
贅沢に秘境の有名温泉旅館です
 
4年前 山梨県の西山温泉慶雲館で知り合った方が
 
そちらから来ておられ 勧められたのが縁です
 
やっと念願がかないました 音譜
 
高山市内からは1時間程度
 
16時に宿着予定で 乗鞍岳向かって国道471号線山間の道を進みます
 
ワクワクどきどきが止まりません ドキドキ
 
                           ( 続く)