90歳も過ぎると

 

いくら元気とは言え 身の回りは疎かになる

 

ましてや 男性

 

めでたく94歳を迎えた「大ジジ」は

 

以前より「埃で人は死なない」という自由人

 

毎日入浴している(はず)が なぜか臭う

 

尋ねたところ 若い頃から石鹸で洗ったことがないという

 

タモリか 福山雅治か・・・

 

「洗わん方が 健康にいい」と言う

 

着替えもほとんどしない

 

先日高齢のお母様が臭って困っているというお話を拝見した

 

いっしょだなあ・・・

 

歳をとると加齢臭+αの臭いを発するようになるのは

 

仕方がないことではあるけれど   

 

それも限度もの

 

家族にすると かなりの苦痛であろうと思う

 

洗濯するからと言っても出さない「大ジジ」に

 

さすがに「小ジジ」が 物言いをつけた

 

それからは 頻繁に着替えるようになったのだが

 

着替えると余計に臭う

 

これはもうあの「魔宮殿」の寝室に入るしかない

 

嫌がる「大ジジ」をなんとか説得し

 

昨日 ゴーグル+マスクの重装備で

 

10畳ほどの「大ジジ部屋」の洋服ダンスや押し入れの掃除に着手した

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

結果は

 

出てくる出てくる 衣服の数々

 

引き出しに敷いた古新聞はセピアに変色し異臭を放っていた

 

3竿ある洋箪笥やプラスチックの3段洋服入れが二箱

 

汚いものや要らないものは捨て 

 

下敷きや防虫剤も替え綺麗にした

 

やっと終わった・・・

 

ほっとして

 

衣紋掛けの後ろの押し入れを開けたところ・・・

 

6段の容器に 衣服がどっちゃりこ

 

眩暈がした

 

本人を呼んで尋ねると

 

「これはもらったが 着れない服」と言う

 

「着れない」基準は サイズなのか 好みなのかよくわからない

 

「着ないなら 全部捨てるよ」と言うと

 

「価値観の相違やな」と宣って さっさと書斎に消えていった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

物のない時代に育ったこの年代

 

物を捨てられず 物に囲まれていると安心するらしい

 

世の高齢者と違うのは

 

新し物好き・高価な物好きの「大ジジ」は次々ハガキで注文する

 

物がどんどん増える・・・

 

亡くなった義母も

 

これでもかと言うぐらい 物を溜め込んでいた

 

後の掃除をほぼひとりでしたので 

 

無理が祟って 私は 頚椎症を発症した

 

もうあれはごめんだ

 

「大ジジ」の部屋から 大袋のゴミ袋が5袋

 

ぎゅうぎゅうに詰め込んで 収集車行き

 

次はいつも陣取っているあの「書斎」

 

どうしたものかと

 

頭を悩ませている・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のお花

 

種まきした フリルパンジー

 

やっと咲いた

 

どの子とどの子が結実してできたのか
 
我が家で生まれ出た子たちは かわいい
 

            (ちょっとボケた・・・)
これはシエノブリエの水色かな?
 
 
シレネ ピンクパンサー 
 
 
ラナンキュラスラックスは ハデスとアリアドネ
 
 
 
裏庭の赤い方のクリスマスローズがやっと咲いた
 
 
ピンクと白のムスカリ
 
 
 
原種チューリップたち
 
水仙も続々と咲いてきた
 
 
 
 
ユキヤナギと 赤いチューリップのコラボ
 
 

もう草むしりしないと えらいこっちゃになるなあ・・・