草花を育てて思うのだが

 

日当たりも良い

 

風も適度にそよぐ

 

土が悪いわけでもない・・・のに

 

植物が弱る場所がある

 

 

我が家の前庭は東西に長く 

 

池からの水路が東西に横ぎっているのだが

 

その水路側の一部に バラの鉢を置くと 必ず弱る

 

病気になるわけでもないのに 元気がなくなる

 

昨年 うっかりしてバラの「マチルダ」の鉢を置いてしまったら

 

やっぱり弱ってしまった

 

昨秋に土を替え 現在別の場所で養生しているが 

 

元気になってきているので 安心した

 

今年はフロックスの鉢を置いたところ 周りの鉢花は大丈夫なのに

 

元気が無くなった

 

居心地が悪いのだろうなと思う

 

昔から言う「鬼門」という場所が 植物にもあるのかもしれない

 

ドクロ  叫び  ドクロ  叫び  ドクロ

 

「コンスタンス・スプライ」というバラがある

 

1961年作出のイングリッシュローズの第1号だ

 

一期咲きで オールドローズ・ハイブリッドに属する

 

我が家では 西のせせらぎの淵に半世紀以上前から咲いている

 

 

 

 

 

シュラブの大柄な樹形であるが、枝は太い

 

葉は明るい色合いで 枝には細かい棘がある

 

ミルラの香りとオールドローズの佇まいのバラ

 

このバラ 誘因を嫌う

 

無理にすると枯れ込んでくる

 

根負けして 今はあるがままに

 

せせらぎに しなだれるように咲いている

 

その方が機嫌が良い

 

バラは西日の当たらないところが良いというが

 

うちの子は そんなこと お構いなし

 

西日バンバンあたっても どこ吹く風

 

蓬が繁る土手で 風に揺られて 咲いている

 

何事もセオリーどうりには行かないところが 面白い

 

フラワーアレンジメントの基礎を気づいた

 

女性の「フラワーデザイナー」の名前から 名付けられたバラ

 

この「こだわり」・・・妙に納得してしまう

 

裏庭に咲くバラ

 

マリネット

 

 

 

裏庭の 西の端に咲く イングリッシュローズ

 

大柄のシュラブで樹高は1m50cm程度ある

 

棘も多い

 

1995年作出の発展期のバラ

 

ペンシル型の蕾が開くと8cm程度の平咲きの花姿となる

 

「かをり」はあまりしないように思う

 

四季咲きで いつも 咲いている印象

 

カムローズ子爵夫人のマリー・ベリーの愛称から名付けられた

 

地植えだが

 

熊笹の侵食を受けても

 

大風で折れようが 倒されようが たくましく復活する

 

「ここがいいの」と言うので 

 

このままずっと咲いていてほしい

 

赤薔薇  ピンク薔薇  赤薔薇  ピンク薔薇  赤薔薇

 

いろいろ諸説あるだろうが

 

バラにも個体差がある

 

そのバラと出会った人にしかわからないことも多い

 

育てている「自分」が

 

一番そのバラのことを知っているのだから

 

あまり セオリーに振り回されずに 

 

ゆったりと 

 

バラとの「語らい」を楽しんではどうかと思う

 

 

植物は

 

どんな草花も 自分にしかわからないことが多い

 

良い時も ダメな時も 専門家でもあるのだから・・・

 

ちなみに 私の専門分野でも   すばらしい功績の方は

 

総じて皆 謙虚だ

 

「真実」というものが いかに不安定であやふやなものか

 

知っておられるからだろうと 拝察している

 

 

誰しもが

 

その植物に出会うのは 皆はじめてなのだ 

 

子育てと同じだなと思う

 

自分が出会った植物が好む環境を見つけるのも 

 

園芸の面白みのひとつだと思う