裏庭で

ピッピッピッと

喧しい声が聞こえてくると思い 出てみたら

バタバタバタ    鳥の大群が飛び立った。

その跡がこれ

 

 

 

あちゃあ

「ほうれん草」が全部やられた。

雑草は上手に残してるし・・・

 

おいこら!

誰だ!

見あげると

 

わかりにくいなあ

アップするとこれ

 

あたまボサボサ 茶色のほっぺ

 ヒヨドリです。

 

知ってます?この鳥

国内では結構いろんなところでお見かけします。

「ひーよ ひーよ」って鳴くからヒヨドリなんです。

「ピッピッピッ」って聞こえることもありますけど・・・

私の住む山里では、だいたい冬〜初春の寒い頃にいて

いつの間にかいなくなります。

人馴れしやすいのか、平安時代は貴族の間で個飼いがブームになっていたようです。

蕪村も俳句にしているぐらいだから、日本人には身近な鳥なんでしょうね。

ヒヨドリは日本では漂鳥と言われ、まあ国内をウロウロしてる鳥ですね。鶯なんかもそうです。

源義経が平家と戦った一谷(兵庫県神戸市)の合戦の「鵯越の逆落とし」は、獣道のような山中でヒヨドリの通り道(渡りの場所)だったそうですよ。

『鎌倉殿の13人』に出てくるかなあ

いやヒヨドリは出てこんやろ・・・

 

それはさておき、このヒヨドリ君。

田舎では困った鳥なんです。

最初はよく実った南天の実を啄むんです。

南天すぐに坊主になります。   はい

食べるものがなくなってくると

畑に降りて

野菜ついばみ出すんですよ。

それも、美味しそうなの狙って・・・

キャベツとかも食べますから。

隣のおばあさんちの畑も真っ裸にされて泣いてました。

困った奴なんです。

今年は雪がよく降ったから、特にひもじかったのかも・・・

 

 

たぬきもね

可愛い顔してますが

畑荒らすんですよ

 

 

ごめんね  びっくりしたでしょ?

人里離れたお山の奥にね

放ちに行きます。

びゅわーんってお山に帰っていきます。

里に降りてきちゃ ダメダメ

言い聞かしますが、いたちごっこならぬ 

たぬきごっこかな

舌が肥えて、山のものでは

満足できなくなっているのかも・・・ね

里山は動物や植物・魚たち・虫たちそれに人も共存して暮らしています。

 

 

渡り鳥に名前つけて餌付けしているあなた

たぬきを「ぽんちゃん」ってよんで餌やりしているあなた

気持ちはわかりますが

野山のものは感染症を持っているものもありますよ。

自然は自然のままに

そっと見守りましょうよ

その方がお互いの為なんですから・・・

陰で泣いている人いるかもですよ