我が家の裏庭は、
圃場整備(田畑の区画整理のこと)で
元田んぼであったところが畑になった。
土質は粘土質である。
水はけが悪く、雨が降るとぬかるむ。
米作りには最適な土質らしく、
自家製の米はとても美味しい。
反面、畑は難儀である。
土質改良を試みたが、なにより広過ぎる。。。
この為、だだっ広い田んぼ跡を3区画に分け
その1区画に何本か果樹を植えて楽しむようになった。
柿・すもも・柚子・なつめ・山山椒・花梨・ぽぽ・いちじく
ブルーベリー・山桃・・・そして蜜柑
果樹は1本では実がならないものもあるので、数本ずつある。
改めて数えあげると、まあよく植えたものだと思う。
昨秋は実のなり年で、どの果実もこれでもかと実がつき、
山から猿やらやたぬきやらが押し寄せた・・・
もう 果樹はいらない。つくづく思うが、
自成りの果実の味は素朴で優しい。
蜜柑も鈴なりになったので、
保存用に蜜柑箱に入れて、冬籠り中に細々と食べていた。
そのうち、蜜柑箱にあと3つになってしまった。
なぜか・・・せつない・・・
この蜜柑を食べ終えると、我が家の「冬」のおしまいである。