子供の頃は
夢中になれるものなんて
あまりなかった
部活も中途半端
勉強もそこそこ
唯一夢中になったのは
恋愛ぐらい
もちろん、夢破れたけどね
アパレル企業に就職して
仕事は刺激的で楽しくて
残業もすごかったけれど
充実した社会人生活を送ってた
でも仕事を辞めて
ポツンと
一人の女性になった時
私には何も無かった
趣味もない
夢中になれるものもない
あるのは
子育てと家事
毎日同じことの繰り返し
幼稚園に送って
掃除して
迎えに行って
ご飯作って
お風呂入れて
私、このままでいいの？
「何かしたい！」
と思い始めて
やり始めたのが子供の頃から好きだった
ミシンだった
20代、30代と
ずっと忘れていたミシン
40代になって時間ができて
また手にとるようになった
やり始めると面白くて
夢中になってのめり込んでいった
子供服を作り
自分の服を作り
自分のために
下着を作るようになり
それがいつの間にか仕事になった
自分が作り出したもので
喜んでくれる人がいる
それが私のパワーの源
そして50代になった今
新たに夢中になるものを見つけた
50代になっても
まだまだ新しいチャレンジが
できる
人生って面白い
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