守屋SHIGE美さんとの共著『探偵は甘すぎる』第3弾の初稿がようやく上がりました!
夜中にデータを送信し、翌朝にはSHIGE美さんと校正がてらの通話もして、内容の微調整もあれこれと。
それにつけても、ここ最近はずっと寝ても覚めても探偵達のことを考え続ける日々。
ミステリ書きの自負はありますが、まあまあ、
「このシーン書きたい」からスタートするので、書きたいとこから書いては、ボツも多い。
「このトリックで行こう!」ってなっても、「いや、やっぱ無理か?」となって調べ直したり。
使う予定だったトリックをボツにしたり。
なお一昨日はSHIGE姐さんへの進捗報告として、「犯人変わりました」と送りました。
これまでの証拠や伏線を確認した結果、変えたくなっちゃったので仕方ない。
登場人物の性別も属性も変えましたが、そっちの方がしっくりきちゃったので仕方ない。
いつだって、私は終盤まで『真犯人』を知らないのです。
ミステリ書きだけど、だいたい最終局面での探偵の推理とひらめき待ちです。
探偵から、「こいつが犯人」ってセリフが引き出されて初めて「そうなんだ」となるんです。
ミステリ書きなのに。
あとは、舞台装置を整えることに意識を持ってかれてると、登場人物達が生きてこないし、まあまあ、ただの駒や背景になっちゃう。
人間関係をガッチリ描写できるSHIGE姐さん、マジリスペクト。
ゲストキャラもしっかり書き込んでるので、生きてる感じや背景がリアルな質感なんですよね。
読み応えも厚みもある。
私は、舞台演劇を観客の皆さまにむけて上演してる感覚。
それもリアルから遠く、物語としての演出重視。
虚構の美学万歳。
そして根底に、「とりあえずなんかびっくりしてほしい!」があるから、思いついたら仕込みたくなる。
これしたら驚くかな、と思ったらやりたくなる。
そしてまた、整合性の前に詰む。
繋がりが悪く、演出意図から外れるものはボツにするのでした。ボツ量産系物書き。
遅筆なのにさらに遅くなる原因はこれですね。
ちなみに、私自身はそれはもう探偵・朝日野譲治を愛してるわけです。
ここは、SHIGE姐さんとの共著であり、私1人のキャラじゃないから遠慮なく公言しちゃいます。
贔屓したい。
読んでくださる方は助手びいきな方々が多いのも承知の上で。
ただ、探偵の一人称は書きづらい。
概ね、推理とかの思考過程の情報開示の面で。
それと同じくらい、彼の見目麗しさとか、彼を見る人間の心情の機微とか、探偵の一人称だと書けない。
ここでちょっとフラストレーション溜める自分、いとをかし。
その点、助手の方がコミュ力あるので書きやすい。
探偵は推理を組み立てるけど、助手視点ならその過程を書かずに情報を出せるからいいな、とか。
せめて三人称にしとけばよかったと後悔してますが、自ら課した縛りプレイなので仕方なし。
自分のパートでは彼らの内面に踏み込んで書きたいからとエピソードごとに助手と探偵の一人称を交互に書く、と決めたのは自分です。
なので、己の演出プランに縛られつつ、それも楽しみつつ、これから推敲を重ねていこうと思います。
延々また探偵のことを考える終わらない日々もまたいとし。
最後に。
探偵は甘すぎる第三弾、刊行は10月予定です!(宣伝)
