■臨時増発ミルキー⭐︎サブウェイ各駅停車劇場行き
■監督・脚本・キャラデザ・制作:亀山陽平
銀河交通法違反で捕まったチハルとマキナは、他の逮捕者とともに社会奉仕活動として惑星間走行列車こと通称ミルキーサブウェイの清掃を命じられる。
ところが6人が乗り込んだ途端、列車は暴走してしまいーー
YouTube配信版から劇場版に再構成され、さらに追加シーンとともにもう一度劇場へ戻ってきたミルキー⭐︎サブウェイ。
劇場での公開が終了したタイミングでハマった身としてはありがたい、まさかの再上映に小躍りしつつ初日初回に行ってきました。
とにかく説明が難しいのでいちど見てほしい!
ワンシチュエーション系ドタバタコメディのていで、作り込まれた世界観とキャラで魅せてくるんですよ。
昭和レトロなガジェットにSFを加えたデザインがたまらないです。
懐かしくて新しくて、そのうえ、とにかくテンポが早くて目まぐるしくて。
この気持ちいいくらいのスピード感のとりこです。
なんと全部見ても50分に満たないのです。
YouTube配信は一話3分×12話なので一気見するのにも優しい仕様。
いろんな映画やアニメのネタを仕込まれてて、わかるとめっちゃニヤニヤもできちゃう宝探し感もあり。
しかもやたら芸が細かい。
前代未聞のチャレンジ精神満載な銀河系コメディに詰め込まれたものに惹かれちゃうのです。
ヒューマンと強化人間とサイボーグによる4組のバディそれぞれの関係性がまた魅力的。
「必要とされる」ってなんだろうと考えつつ、補い合ったり、影響しあったり、自身の起こしたアクションが互いに反響して自分自身の心や立ち位置が世界が見えてくるようだったり。
まるで彼らの言動はエコロケーションみたいだなって思います。
中でも、サイボーグ組のカードとマックスは、その背景から深掘り案件でドラマチックなので、めちゃくちゃ続編とかスピンオフとか観たくなります。
監督のインタビューとかも読んでみて、「住んでる世界が違う」というのが魅力的すぎます。
補導歴がなかなかなことになってるマキナとチハルはもとより、銀河暴走族のアカネとカナタとも違うヤバい世界の住人って、ってなるんですよね。
そして、その片鱗がちゃんと短いやり取りやちょっとしたシーンの中に盛り込まれてるのが察せられる。
見れば見るほど、伏線やネタがぎゅうぎゅうに詰め込まれているのがわかるのも、新たな発見があるのも楽しかったりします。
今回の臨時増発便ではエピローグとして1分間の新規シーンが追加されてます。
戻ってくるたびに何かしら増えてるのが、なんだか増改築を繰り返して複雑かつ魅惑的になる洋館建築っぽくて好きです。
どこまで増えるんだろう、という好奇心も刺激されるし、次は何が飛び出してくるんだろうというワクワク感もあります。
現在、劇場再上映以外にもスイパラや極楽湯、ポップアップストアなどコラボやイベントも満載。
供給すごいなぁとびっくりしつつ。
SFと昭和が融合して独自の世界観が構築されているミルキーサブウェイにまだまだ乗車していたいです。

