■どこまでやったらクビになるか〜サラリーマンのための労働法入門
■著:大内伸哉
タイトル通り、実際の裁判例を参照にしつつ、どこまでやったらクビ(解雇)となるのかを法的視点で書かれた一冊。
最近お気に入りの理系集団薬理凶室で法を司る文系怪人こと倫獄先生がおすすめしていたのを手に取ってみました。
ブログで社内事情を書くのは?
社内不倫は?
副業は?
どれもこれも好奇心を刺激されます。
こちらの書籍が刊行されたのは2008年なので、今はさらに世情により(何しろ令和の時代)厳しくなってそうですが。
それを踏まえても興味深いです。
しかも読みやすい!
わかりやすい!
「このケースでは?」というように、一つのテーマに対してちょっと角度を変えたシチュエーションも提示。
それらの解説も、「言われてみれば確かに」となったりして、「この場合はこう判断される可能性が高いのか」なんて唸ったりして。
法律をあつかっているのに肩肘張らず、でもその性質と解釈にしっかりふれることができるんです。
労働法については職業柄それなりに学んではきたんですけど、勘違いしてたとこもあり。
自分の感情と法的視点は別なんだな、というのも含めて、これほどスッと話に入っていけるとは思いませんでした。
まさにサラリーマンのための労働法入門書として推したいです。
オススメ!
