ビジネスケアラー(ワーキングケアラー)という言葉を耳にしたことはありませんか?

介護休暇と介護休業の違いに戸惑ったことはありますか?


私は、友人や同僚が介護休業をとるかどうかで悩んでいたのをきっかけに、知ることができました。

所属してるナースサロンでもテーマとして扱うことになり、もう少し深く、と思ったところで出会ったのがこちらの2冊↓

◆介護離職はしなくてもよい〜「突然の親の介護」であわてないための考え方・知識・実践

◆著:濱田考一


◆「仕事は辞めない!働く×介護」両立の教科書

◆著:佐々木裕子、木場猛


仕事をしながら介護も担うビジネスケアラーは年々増加傾向にあり、介護離職は年間10万人にのぼるのが、今の現状。

いつ、自分もそうなるのかはわからないわけです。


でも、いざその時が来た時、私たちは慌てずスムーズに動くことができるでしょうか。


そして、医療現場にいるものとしては、「介護を担うことがいかに過酷か」を知ってます。

看護師や介護士が、『仕事として』『シフト制で』行っていても大変なことを、『24時間365日ひとりで』となると本当にしんどいです。


その負担を軽くするための制度も、知らないと使えないし、調べて申請するのにもすごい労力が必要になります。

それを助けてくれる相談機関も、知らないと活用できません。


つまり、どこに相談すべきか知っているだけで、介護の状況は大きく変わるんですよね。


介護休暇と介護休業の違いも、知らないと使い方を間違えてしまう。

読んで驚いたのですが、そもそも介護休業の目的が、ざっくりいうと「仕事と介護を両立するためのインフラ整備」にあって、「直接介護が目的じゃない」ということ。

知りませんでした!


でもたしかに。

介護の平均は5年。


平均ってことは、それより短いことも、長くなることもありうるわけです。

でも、介護休業は1人の対象者に対して93日間。

3回まで分割可能だけど、年度替わりに日数が回復するとかじゃない使い切り。

5年もあるのに?

となるわけです。


なるほど。

じゃあ、本来の使い方をするために、何をしたらいいのか?

どういうマインドで行けばいいのか?


それらがこの2冊ではすごく具体的かつ、わかりやすく紹介されてます。


・いま仕事を辞めて介護をしようかと悩んでいる

・家族の介護が必要となったけれどどうして良いのかわからない

・将来的に介護と仕事の両立を考えると不安


そんな時、きっと助けになると思います。