対人支援をするなかで出てくるのが、自分を客観視するスキル。

自分を俯瞰で見る視点をどう獲得するのかという議題のなかで、自分の経験を言語化できたのでまとめてみました。


・映画や小説としてその場面を振り返る

・この時の登場人物A(自分)が、どう感じていたのか、どんな考えでいたのか、考察してみる

・相手がいるなら、その相手(登場人物B)はなぜそういう言動をとったのかと考察してみる

Aの言動がBにはどう映るのかを考察する


これは、『自分が人からどう見えるのか』を気にするというよりは、『自分を客観的にみる』『相手の側に視点を変える感覚と方法を知る』ってとこに重きを置いてます。


自分の価値観を無意識に相手に押し付けてないか、振り返ることにも使えるかと思ってます。


昔、接遇研修を受けた時には、台本にある場面での相手と自分のやりとりを録画して、それを画面越しに見ながら振り返る、というのをやったんですね。

めちゃくちゃ初めは抵抗ありましたけど、脳内で『シーン』として展開するヒントにもなりました。


心理学の研修では、椅子を2つ用意して、物理的に座る位置を変えることで相手を実際に演じてみる方法もありました。


悩みを書き出すのと同じで、いったん自分の外に出すことで客観的に見れるようになるのはよく聞きますしね。


まあ、もともと自分が、演劇や映画、漫画、小説とか好きで、さらに創作してたので、この辺の考察に馴染みがあるのも確かなんですが。


初めは時間をおいて場を整えないとできなくても、そのうち、そこそこリアルタイムで脳内で視点が切り替えられるようになってきます。


ある意味で『相手にどう寄り添うか』という対人支援スキルの育て方であり、

同時に、自分の本当の気持ちに向き合う(内省)ためにもつかえる方法かな、と思うのでした。