電車のチケットの買い間違いや仕事のミス、友人との約束を忘れるなど、
「失敗した!」という瞬間は、大小さまざま、度合いも違うと思うのです。
ただ、ちょっとしたことでも落ち込んで、ぐるぐるして、身動きが取れなくなるのはしんどいですよね。
前向きに、「私は大丈夫」「なんとかなる」と言えるメンタルをうらやましいと思うこともあるのでは?
でも実は、極端なポジティブ思考には落とし穴があるんです。
それは、
『失敗を気にしないがゆえに、同じ間違いを繰り返すリスクを抱えてる』
ということ。
ポジティブであることを、「何も気にしない」と捉え間違えると大変に困ったことになっちゃいます。
何かあっても、その原因を気にせず、対策せずに流してしまえば、また同じことの繰り返しです。
チケットはまた買い間違えるし、発注のミスや書類の入力ミスはするし、友人との約束も忘れる。
延々、同じ失敗を繰り返すリスクがひそむわけです。
「まあいっか!」では、いつか命にかかわる危険に陥ることだってゼロじゃないです。
ネガティヴさも、生き残るためには必要な感覚。
そして、ミスをした後に必要なことは、
『失敗の原因を見つけて、対策を立て、次に活かすこと』
つまり、学びに変えていくことなんですよね。
落ち込んでもいいんです。
ただ、そこで止まらず、『次は失敗しないためにどうするのか』に思考をシフトチェンジする。
失敗したことに俯いて、その場所で足元ばかり見るのではなく、『次』へ視線を向ける。
たとえまた別の形で失敗したとしても、さらに対応策を改案していけば、より良くなる可能性がその先に待ってます。
それは、ひとりでは大変な作業かもしれません。
でも、誰かの手を借りることでうまく視点を変えて対策を立て、次はうまくできるかもしれません。
落ち込みつつも作戦対策部設立スイッチを入れてみる。
そんな思考を試してみて欲しいなと思うのでした。