昨年から楽しみにしていたTEAM NACSのソロプロジェクト『FIVE DIMENSIONS II』
トップバッターは我らがリーダー森崎博之!
農業をエンタメに。
文字通りのアグリーマンによる農業ショーが舞台で繰り広げられるのです。
キラキラ眩い光と笑顔に心臓を撃ち抜かれつつ、森崎リーダーのあふれんばかりの農業愛と知識を浴びる2時間。
もうですね、まさしく食育なのですよ。
いま目の前に当たりまえにならぶジャガイモも人参も大根も豚肉も牛乳も、私たちが食べるものなにもかも、その後ろに生産者さんがいらっしゃる。
生産者さんが、びっくりするくらいの手間と時間と労力と愛情と誠意を込めて作ってくれてる。
一瞬で出来上がるもんじゃない。
粗末にしていいものでも当然ない。
そして、私たちが食べるってことは、間違いなく命をいただてるってことでもある。
知ってるようで知らない、分かってるようで分かってない、その事実を改めて受け取った気がします。
ふだんから国産、特に道産モノメインで選んでいるけど、さらに見方が変わったのです。
NACS応援歌は無条件で泣いちゃうのですが、これを替え歌にしちゃうのがたまりません。
そして、サラッと織り込まれてくる野菜愛と野菜の知識に笑ったり感心したり。
まさか、舞台でお料理番組始まるとは思わなくて驚いたり。
でも、その上をいくんですよ。
野菜が主役のイジュージョンがあまりにも本格的!
消失マジックや切断マジック、小ネタを挟んで更に浮遊マジックと、次から次へと披露される手品と共に進行するお料理番組とか初めて見ました。
めっちゃくちゃ、道産野菜や食材を使ったスープカレーが食べたくなりました。
そして、公演後に食べに行きました←
後、突然はじめるビンゴ大会と、そのオチにも二段構えで驚かされました。
仕込んできますね、エンタメを。
野菜眠術師に野菜刑事、野菜美容系YouTuberとか、映像で盛り込んでくるネタも全力で笑わせてきます。
でも野菜の知識がついでに増えてて、そこにも笑っちゃう。
楽しそうでたまんなくなっちゃいます。
ひとり芝居では、映像を取り入れた演出と、リーダーが出会ってきた農家さんの姿が見えるようなリアルさがあって、泣かしてきます。
なにより、ぶんちゃんのくだり。
50年以上酪農と食育に携わってきた方が酪農を卒業されるにあたり、その最後の日を迎えざるを得なかった背景見えて、もう涙が……
いないけれど、そこに確かに娘さんや息子さんの姿が見え、声が聞こえる。
不器用でもあたたかな愛情が確かにそこにあるとわかるんです。
さすがリーダーです。
デッカい愛と信頼とが存在してるんです。
笑って泣いて笑って驚かされて、そして号泣した2時間でした。
さすが我らが森崎博之リーダー!!
北海道を擬人化したらリーダーになるんじゃないかって言葉に全力肯定です。
ちなみに、今回の舞台にはなんとお土産つきです。
グッズじゃなくてジャガイモ。
そう、ジャガイモ。男爵いも。しかも、リーダー直伝の食べ方レクチャーもしてもらってます。
おいしかった!!