文章の上手い下手はどこからくるのか?
読みやすい文章はどうやって作られるのか?
字書きとしてあれこれ"読んで"&"実践して"を繰り返す中で得た、ささやかな文章のこだわりをまとめてみました。
今回は、日々の発信とか文章校正にもお役立ちになれるかもしれない文章の基本編。
▶︎文章の末は同じものを続けない
→「だった」で結んだら、次の文は、「のだ」「である」「体言止め」などにする。
→セリフ後に「と言った」を多用しないように、カギカッコの後にはキャラの行動描写や内面描写をいれる。
▶︎近いところに同じ表現(語彙)を使わない
→効果を狙って言葉を重ねる以外は、類語辞典をめっちゃ活用して違う表現にする。
▶︎句読点の位置は、リズム感とともに、読み手が混乱(誤読)しないことも意識する
→漢字・カタカナ・ひらがなも活用。句読点の位置で意味合い変わったりするので要注意!
▶︎「てにをは」「接続詞」「主語と述語」には慎重かつ神経質になっておく
→文章の基本。これがおかしいと、ものすごく読みにくい。
▶︎いわゆる「文章のルール」を遵守する
→書く媒体や内容にもよるけれど、基本の基本は押さえておいた方が断然読みやすいです。
・文頭は一文字下げるけど、カギカッコならさげない
・「!」や「?」のあとは1文字空白(スペース)をあける
・三点リード(……)などは必ず2文字分使用する
・カギカッコの文末に句点はつけない
……など。
▶︎表記揺れに注意
→「たとえば」「例えば」「タトエば」みたいにしない。送り仮名含めて文章内では統一する。
→キャラの個性としての揺れはテクニック!(このキャラは全部ひらがなにする、とか。その場合はキャラごとで表記統一)
→推敲中に見つけたら、随時修正(いましてる←)
→ここにこだわると、入れ替わりネタの伏線に使える。
▶︎文章のレイアウトも意識する
→誌面全体をパッと見た時に、綺麗なバランスだと読みやすいのです。
→ページの切り替わりの直前は、句点で終わらせます。ひとつの文章がページをまたがないようにしたい。
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多分基本的なとこから超個人的な趣味なとこまで、書き出したらもっとありそうな気がします。
「基本が整ってると、読んでいて引っかからない」というのは日々感じてるところです。