▶︎ペトリ・サルネヤン著

▶︎古市真由美訳


最近すっかりハマり込んでるゴールデンカムイ。

孤高の狙撃手(スナイパー)こと尾形百之助の解像度が上がる一冊として、こちらをご紹介。


というか、個人的に伝説級の狙撃手ってなるとシモ・ヘイヘが自動的に思い出されるため、せっかくなので手に取ってみた次第なのです。


海外で銃を撃った経験はありますが、狙撃手となるとまた視界が変わるのでワクワクと。


中身は予想を超えて、読み物としても楽しかったです。


フィンランドの"白い死神"ことシモ・ヘイヘのエピソードが、章仕立てで語られてます。


興味深いのは、彼の生い立ちや家族関係、兵役につく前後も綴りつつ、かつ、狙撃手という人間の思考や行動描写も小説的に描かれている点ですね。


さらに、狙撃手となるのに重要な精神的条件や基本的特徴への言及もなされているところも高ポイント。


尾形の銃の撃ち方は、映画『山猫は眠らない』のモデルになったカルロス・ハスコックと同じ(らしい)ですが。

エピソードや外見としては、シモ・ヘイヘに該当するものも多い印象なのですよ。


たとえば、


・白息を消すために雪食べてたり

・アゴ砕かれてたり

・頭から白いフード付きのコートを羽織ってたり


「一撃必中はカルロスかな?」と思いつつ、雪と尾形が切り離せないのがシモ・ヘイヘ寄りになっちゃう一因かもしれません。


遠距離射撃の神技的逸話も含めて、尾形と対比させながら、解像度を上げる作業が捗りました。

キャラ派生で別ジャンルへ踏み込みつつ、色々読んでみるって面白いです。

新たな知見を得られるチャンスは大事!