さて、新しい病院に転院した私は初日から検査、検査でした。


そして手術の備えとして自己血を採りました。


なんかあったらまずは自分の血を輸血して、ということですね。


700CC採りました。ホントは500CCの予定だったんですが


器械の具合が悪くてなんだかたくさんとれちゃった、と言われましたガーン


それでですね、その病院は病棟に食堂ルームがありまして


歩ける人は皆歩いて、そこまで食事に行くんです。


席にはもう食事が配膳されていて、お話などしながら食べるんです。


で、採血した日の晩御飯も機嫌良くいただきまして。


どれ、お部屋に戻りましょうと6メートルくらい歩いた所で、


急にサアーッと血の気が引きまして頭から冷たくなって


立ってられなくて、くたくた~と倒れこんでしまいました。


「あ~、私、死ぬのかなあ、なんてあっけない。


でも思ったより苦しくも何ともないもんだなあ・・」


とそのときに思いました。


まあ、これは余分に200CC採血したおかげで


貧血気味っだったところに


食事で血が胃のあたりに集まって


急に血圧が下がったらしいんですね。


担当の若いイケメンがっしり先生にお姫様だっこされてベッドまで。


後から同部屋の方に羨ましがられましたドキドキ


大げさですが、本当に何でもないような病気で入院して、


急に血圧が下がり出して


そのまま亡くなってしまった親戚のおじさんがいたもんですから、


私もそうなるのかなー、と思い覚悟を決めたものでしたあせる


手術の朝、私は体の写真を撮りました。


今日で最後のキレイなおなか。


今日で最後の私の子宮。ありがとね。ごめんね。


朝、8時30分に手術衣に着替えました。


足のむくみを予防するために、きっつきつのサポーターをはきました。


手術室には結構いろいろ持っていけたんです。


お守りやら、お気に入りのタオルやら。


当日は私以上に家族が緊張していました。


皆少しこわばった笑顔で何でもない会話を交わして


いよいよ予備麻酔の点滴を受けて、ストレッチャーに移ります。


2度目の手術。子宮全摘出手術。骨盤の中のリンパ腺も取ります。


「あー、手術中に万一ってことだけはありませんようにー」


それだけを願っておりました。


家族と握手。


行ってくるね。


一緒に廊下を並んで進んでいきます。


手術室へ通じる通路で ドアが閉まります。


見えなくなる、見えなくなる、手を振らなくちゃ、笑顔で笑顔で。


こんな終わり方するはずない。こんな別れ方するはずないから大丈夫!


そう思い、気を強く持たなくちゃビックリマークと自分に言い聞かせていました。


でも緊迫してるシーンのはずなのに、やっぱりどこか映画のシーンのよう。


あのよく見るいっぱい電球のついたライトの下に寝かされると、


あれ、腕に冷たい液が入ってきた・・。


看護師さんが言ってる


「はい、数を数えてくださーい、1、2、3、4・・・」


もうわからなくなりました。


次の記憶はICU。


手術は10時間でした。