母は脳梗塞でした
脳梗塞と聞くと
救急車で運ばれて動けない状態
というイメージだったのですが、
母の場合、本人が電話をしてきて
「お母さん、明日、
入院することになったから」
「え？なんで？！」
「脳梗塞」
「は？！」
そんなやり取りをしました。
「明日で大丈夫なの？！」
「大丈夫みたい」
「え？！じゃあ、明日、朝イチで帰るよ」
（この時点で福岡行きの
飛行機はもちろん新幹線も
最終には間に合わない時間でした）
「いや、コロナだから
帰ってこなくていい」
「いや、そんな場合じゃないでしょ」
翌朝、伊勢市駅始発で
福岡に向かいました。
始発でも福岡に着くのは 10 時過ぎ
東京からだと始発の飛行機に乗っても
お昼ぐらいにしか着かないので、
少し近くて良かったなと思っていたら
母からまたまた電話があり
「今日の入院はなくなった。
コロナが出たらしい。
今コロナの検査をしているから。
違う病院を探しているって。
明日になるかも」
この時の私はとても複雑でした。
「早く入院しなくて大丈夫なの？
一刻争うんじゃないの？！
脳梗塞って」
という思いと、
「これで入院前の母に会える
直接会って話ができる」という思いが
入り混じった状態でした。
夕方ちかくなってわかったのですが、
主治医の話によると
とにかく発症した直後が
大事なのであって、
もう母はその段階は過ぎている。
これ以上悪化しないように
気絶している状態の血管を起こすための
治療とリハビリしか
することはない。
幸いなことに大きな血管は大丈夫なので、今より悪くなることはない
ということでした
何しろ見えない脳のことなので
説明を聞いても半信半疑。
2 年半前にあった時よりは
行動が鈍い気はするけれど
確かに母は自分で歩けているし、
話も普通にできている。
ただ、左側にしびれがあるという
程度。
それもリハビリで
今までのようにはいかないまでも
日常生活に困らない程度には
回復できるという話でした。
といっても退院がいつになるかは
わからないとのこと。
これは不幸中の幸い
というべきなのでしょうか。
とにかく、ゆっくり話せて
母が食べたいというお寿司を
一緒に食べることができました。
1日遅れにはなったものの
翌日、入院できました。
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