岡野 玲子, 夢枕 獏
陰陽師 (5)

すごい漫画です。

最初の方は夢枕獏の「陰陽師」とだいたい同じ感じで、絵も美しく読みやすいのですが、

だんだん単純な怨霊退治ものから「安倍晴明という宿命を背負った人間」の超シリアスな話になってきて、独自のワールド過ぎて、私のような凡人にはまったく意味がわからない状態になってしまいました。

天才には天才にしかわからない孤独がある。

そんな孤独を抱えた晴明が痛々しいような感じ。

私にわかるのはそれくらいで。

他人にまったく意味のわからないような自分ワールドを作り出せるのって、これは全く才能と能力がないとできないことだと思うので、その能力に対してお金払ってんだなあと思いながら11巻までとりあえず買ってました。

12巻で完結する予定っていうのはずっと言われていたことで、最近12巻が出ましたが、なんか聞いた話によると12巻で収まらなくなちゃったらしく、13巻が秋に出るそうですね。

13巻出るのかよ…。

12っていう数字そのものも、陰陽道とか天文とかには重要な意味があるからこそ、最初っから「12巻ですっ!!」って言ってたんだと思いますが、まあ止むを得ないでしょうね。

実はまだ12巻買っていないのでよくわからないのですけど。

いや、買って読むのにものすごいエネルギーのいる漫画なんですよ。

「よし買うぞ!」と気合を入れて買い、「よし読むぞ!」と気合を入れて読まねばならないのです。

数日中には!