著者: 二ノ宮 知子
タイトル: のだめカンタービレ (7)


胡蝶と申しますです。

さっきまで、本屋で大人買いした「のだめカンタービレ
を見ていて、なぜか七巻が2冊あることにショックを受けました。
じゃなくて、自分は昔から表現している人を見たり、いい本を読んだり、いい出来事に出会ったりするたびに「それ」が羨ましくてたまらなくなる人間でした。
それなのに自分は、ピアノもバレエもやめてしまって
(バレエはおととし再開)何も無くて、悔しかった。
それで見つけたのが日本語でした。
活字は昔から好きで、いまや自分から活字をよむことがとったら、
人生でしなきゃいけないことはたぶん一年くらいですべてし終えることができるんじゃないかと思うほどのジャンキーです。

読むだけでなく、書けばいい。

そう思えることでどんなに救われたかわかりません。
というわけで、何か書く時はいつも、書けることへの感謝を忘れないで書きたいと思ってます。
お付き合い頂けるとうれしいです。

で、のだめの話ですが。
これは受験が終わったら読むぞーと思っていた漫画で、
帯に「こんなに笑えるクラシックがあったのか!」
と書いてあるので、ギャグメインかと思って油断していたらガツンと食らいました。
音楽家及びその卵達が出てくる漫画です。
ギャグメインの漫画はそれはそれで素敵だけど、こういうふうにギャグとシリアスをちゃんと同居させている漫画というのはなかなかすごいですね。
小説のベストセラー(一部除く)は、私がモズク酢同じくらい嫌悪している
(だってどっかで聞いたような話しかないんですものね・・・)ものですが、
売れている漫画っていうのは信用していいかなーと思ったりします。
特に大人に売れている漫画は、買うか買わないかの基準になりうる。

自分は音楽は最悪なくても生きていけるかなと思う人間なので、
(ああ、もちろん好きな音楽はたくさんあるけどね)
この漫画の登場人物のように「音楽、楽器、無いと死ぬー!」くらいに思っている人を見ると、おお!と思ったりします。
いいなあーという気持ちもある。
そういうとこが大人買いの理由かもしれない。
あとは、ああいう「芸能系」は、自分の意志もあまり固まっていない小さい頃に、まず出会わなければいけない、という難しさがあるし、
エリートコースに乗れる可能性のある人間はさっさと将来決めてストイックにやらなければいけないので、やっぱり選ばれた人しかできないものだからこそ
美しいのだと思います。
あ、もちろんギャグもよいですよ!
ラーユーレディー?」(9巻参照)にはちょっと笑い通り越して苦笑でしたよ。
まあつまりあたしがいいたいのは、千秋様素敵・・・v