今日もだったんだ
一回でかからないカギに、「よしよし
」、と思い、ジャリジャリのみぞれの上を歩いて学校へ行った。それでもズルッと滑りそうになるので、こわい。
今日は、11年生が2時間と10年生が1時間、9年生が1時間だった。
11年生では、「前任の先生から届いた手紙を読んでください」とお願いがあり、読み上げるとみんな先生を恋しがって懐かしみ、あたたかい気持ちに包まれた。
今日は、文化祭の準備をした。「日本のドラマの吹き替えをやってみませんか。」というと、日ごろからyoutubeで、日本のドラマやアニメを見あさっているような生徒たちが飛びついた。この学年は、かなり日本語がわかるので、せりふをブルガリア語に訳すことぐらいはおそらくちょろいもんだろう。英語の字幕もついてるし。
それと、ブルガリア人にもわかるパズルを作ってみようというグループと、書道サービスのために、ブルガリア人が好きそうな言葉をリストアップして日本語訳をつけておく早見表を作るグループに分かれた。
作業をしていると、2コマでもあっという間に終わってしまう。
次は、10年生。好きな日本語に絵をつけて、「絵手紙風書道」をやってみた。とってもかわいい作品ができた。作品としてはとってもいいが、本来の「書道」もちゃんとやってあげなければ、と反省した部分も。
1コマしかなかったので、あわただしかったが、みんな完成させることができた。次の9年生が来るから早く片づけなければ、と思っていたら、生徒たちがすでに筆を洗ってくれていた。なんていい子達なんだ。
さあ、あと1時間だ、と思っていたら、生徒たちの来る気配がない。とっても静かだ。ベルが鳴っても生徒は誰一人として入って来ない。
あやしい。
ちょうど和美さんが、授業を終えて隣にいたので、「もう授業時間だよね。生徒が来ないんだけど。」というと、「おかしいね。様子を見に行ってきます。」とどこかへ行ってくれた。
まさか、とは思ったが、そのまさかだった。
「今日は、学校の名前にもなっているブルガリアの英雄、革命家「ヴァシル・レフスキ」の命日で、本当は学校は休みになるはずだった。でも、教育省の人が来るから、休みにはなりませんでした。それで、学校で花をささげる儀式をしていますが、9年生もそれに出ていた。」
え?
「てことは?授業は?
」
「はい。たぶん、ない。」
あそー![]()
またかーーーーーーーーー
授業がなくなることを連絡するシステムはまったくない。
しようとも別に思ってないそうだ。
これが、1時間しかない授業のために学校へ来てたら、キレるところだった。しかも最後の授業でよかった。しかし一週間に2回も、さあ授業だ、と思ってて空振りすると、ショックです。
あーーーーー!そうか!授業の途中に入ってきたおじさんは、教育省の人だったんだ!!!今、気がついた。適当にあしらってすみませんでした
。
そして、ブルガリアがあるのも、わたしがいまここにいられるのも、あなたのおかげです。
ヴァシル・レフスキよ、永遠なれ