虹の足 | バラの国ブルガリア  ~ヨーグルトパラダイス~

虹の足



さっきまでいい天気だったのに、雨が降り出した。

と思ったら、にわかに空が明るくなった。

「黄色とも桃色とも水色ともつかない不思議な空の色だ」、

「そんな色あるのか」と考えていたら、

次に、窓の外に目をやったときには、きれいな虹が出ていた。


「きた、でたー!」と声をあげ、カメラをつかんで外へ飛び出した。


外に出たら、まだ雨が降っていたけれど、目の前には、副虹のある大きな虹がとってもはっきりと見えていた。

「やったーーー」とつぶやいて写真を撮っていたら、アパートの各階には、ベランダに出て虹を見ている人たちがたくさんいて、あちらこちらから話し声が聞こえた。



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久しぶりに、こんな超大作を見た。


近づいていくと、むこうの谷にある家に虹が降りている。

『虹の足』という詩が、国語の教科書に載っていたのを、すぐに思い出した。


あの家の人は、今、自分が虹の中にいることを知らないんだろうな。

わたしは、ここで、「あそこの人、いいなああああ」と思ってるけど、別の場所から見ると、もしかしてわたしも虹の中にいるかも知れない。

「あの場所まで行ってみよう」と思って行っても、逃げていくのが早いか、消えてしまうのが早いか、けっしてたどり着くことはできない。


子どもたちが、「幸せ」や「夢」を虹に重ねて、いろいろと感想文を書いていたのを思い出す。


わたしは今、「幸せ」の中にいるとは自分で思えるけど、たくさん「夢」が叶っても、また別の「夢」がもっと先にある。

こんなにくっきりと現れた虹を見て、あのときに見ていた「夢」を叶えた自分と、その次の「夢」を見ている自分を、改めて思い出した気がした。



七色の虹のあとは、七色に色を変えてゆく空だった。