こども校長
「先生、おはようございます
」
と、職員室に入ってきて、授業を待っているわたしに声をかけてくれたのは、11年生のプラメンさんだった。
「おおお。おはようございます
」
「先生、これ、わかりますか?」
「
?なに?」
めずらしく名札みたいなものをつけている。
よく見ると、「ディレクトル」(=校長、学長)と書いてある。
「え?学長?
」
「はい、今日はわたしが校長先生です。」
?
「今日は、生徒が先生をしています。」
なんかおもしろそう。
「えええ、どういうこと?どういうこと?写真撮ってもいい?
」
「はい、いいですよ、もちろん。どうぞどうぞ
」
彼は、流暢な日本語で、いろいろとわたしの質問に答えてくれた。
今日は、11年生を中心とした生徒たちが、学校の運営を体験しているのだそうだ。教師役の生徒たちが、制服をチェックしたり、出席をチェックしたり、授業をしたりもするらしい。
そうか、階段下に「たまっている」と思った生徒たちは、どうやら制服を着ていない生徒を家に帰らせる役目の生徒だったらしい。
最近、外国からお客様をたくさんむかえたのを機に、学校では制服の着用に力が入っている。それまで、上下私服の生徒も多かったが、最低でもシャツを着用している。
ほかにも「校長先生」は、いくつかのクラスに授業態度の見学に行かれたそうだ。
話を聞いていると、別の生徒が「これをお願いします。」と、なにやらはんこやサインがある書類
を持ってきた。
すごい。そんな書類の処理まで。
あとで、8年生の授業に行くと、生徒たちが「今日は、11年生の先生に授業を教えてもらいました
」と言っていた。
もっと早く知っていれば。。。
その授業受けたかったなあ。

