初・感激
一日目にして、早速感激してしまいました。
2時間連続しているクラスの1コマ目に自己紹介をして、その日の私の出番は最後にしよう、という予定でしたが、このクラスはとてもくいつきがよく、終わりのベルがなるときに、「今、質問を考えたのに!」と言う生徒がいたため、次の時間も続けて質問を受けることになりました。
そこで、さっき、私の自己紹介で、「私の趣味は、歌を歌うことです。」と、とっさに答えていたのですが、そのパンチがきいてきて、「歌を歌ってください」と言われてしまい、そらそうやわな、と思いながら、またとっさに、
「今日は、雪が降っていますね。雪の歌があります。」と、童謡の『雪』を歌うことになりました。
歌い終わると、拍手喝采を受けたので、「みなさんも、歌ってください。」と言うと、なにやらわいわい相談し始めます。
みんなが歌える、有名な歌を、とあれこれ考えていて、どうやら決まらないらしく。
しょうがない、もう1曲歌って場をおさめるか、と思っていたところで、
ガタガタガタ、とみんなが立ち始めました。
そうして、誰からともなく歌い始めた歌が、瞬時に大合唱になりました。中に、胸に手をあてて歌う子もいたので、国家だな、とわかりました。
けっこうな長さでしたが、最後まで歌ってくれて、しかもみんな笑顔だったんです。
もちろんまったく聞いたこともない歌でしたが、この光景がとてもうれしく、これから帰るまでには、私もこの歌を歌えるようになるんだろうか、と思うと、とても大切な歌のように思えてきました。
各クラスの自己紹介の上手さもさることながら、
第一日目最後のクラスで、全員で決めた歌を、全員が起立して、大声で歌ってくれたのには、本当に感激して、とてもいい気分で帰ることができました。
