3月が消えていく。

ふと思い立ち、生前の母が大好きだった浅草寺の聖観音様のところへ。

一緒に行こうよ。写真持ってくから。

 

 

 

しばらく上がっていなかったお堂の中に上がり参拝する。

 

「ああ、、、この優しい空気感は、、、」

私だって大好きよ。もしかしたら母以上に。

 

14時からの定時法要が始まる。

母の写真をバッグから取り出してみる。

本当に昔はよく来たよね。こうしてお堂に並んで座ってさ。

僧侶たちがあげるお経や作法のひとつひとつが尊く懐かしい。

「お母さんは熱心に見入ってたよね。うちは違う宗派だけどさ。」

 

尊く厳粛で美しいことに垣根はいらない。

そもそも私たちは無宗教だし。

でも、神様や仏様は.絶対にいると確信している。

ねえ、それだけじゃダメなのか。

その先を知らないと合格できないのかなぁ~。(何に?)

 

去年の終わりから長い長いお休みをもらっている。そろそろ動き出そうか。

お堂内に満ちる聖観音の優しい波動が傷に沁みていく。

そっと貼ってもらうのはバンドエイドじゃなくて、キズパワーパッドみたい。

薄っぺらいそれよりもずっとふわふわで柔らかい。

  

お願いです、癒してください。動く前に最後の修復を。

わけのわからない涙が出るけどなんなんだろうね。

 

             (浅草寺裏手にて。金龍様、九頭龍権現様)

 

まん防明けの浅草は大混雑で。

いつから人混みが苦手になったんだ?エネルギー酔いがひどい。

色々見たかったけど、まあいいか~。

無理しないことの大切さを今更ながら知ったこの数か月。

ほんとだね、全然わかってなかった。

 

さっさと帰ろうか。

 

 

家の最寄りの駅近く。

私のさくらさんに挨拶を。

この大木の桜に私は「私のさくらさん」という名前を付けた。

 

「また逢えたね。でもあなたに逢っているのは春だけじゃないけどね。」

私のさくらさんは、夏でも秋でも冬でも「私のさくらさん」だ。

 

桜の花の下で、とても古いB’zの歌が浮かんだ。

 

♪~ ALONE  僕らはそれぞれの花を 抱いて生まれた めぐり逢うために ~

 

今年の春は何にめぐり逢おうか?

どうもそれはね、「人」ではない気がするんだよ、なんとなくね。

 

                      

   

                                                   私のさくらさん