いじめられっ子だった尼崎時代、
東京での地下芸人時代、
__チャンス大城がはじめて語る、あなたの想像を超えてくる実話。

芸歴30数年の芸人、チャンス大城。本名、大城文章(おおしろ・ふみあき)47歳。

長すぎる雌伏のときを超え、今、お茶の間の記憶に残る男としてTV出演急増中。

テクニックに長けたお笑いを魅せる芸人が多いなか、「このひとなんだ!? また見たい!」と思わせる男。彼の常軌を超えた発想と行動はどこから来るのか?
「濃ゆい町」尼崎で育ち、東京で生き抜いてきた自らの半生をはじめて語る。
とんでもない人生なのに、読むとなぜか元気になる。
笑って泣ける、赤裸々すぎる半生記。

 

【もくじ】
プロローグ
★尼崎編★ ソーセージ兄弟/純白のドレスとカリカリ梅/ザクは語る /ウメヤマ家、崩壊/おとんとブラジャー/おとん、風呂場で泣く /寝室にのら犬を放つ/雪の中から三本指/小さなおかん/おかん倒れる/チタルとチャーリー神父/チタルのタップダンス/二メートルの大男/サウザー/お金持ちのいじめ/ウメヤマのプレゼント/地下では負けへん/面白く盗んでや/一流の不良、三流の不良 /ダウンタウンさんに会う /万引きギネス/ヤンキー車→ヤンキー車→霊柩車/千原兄弟さんに会う/三人しか落ちない/ヨダレで受かる/不良大集合/コダマさんの作文/コダマさんの名言1/コダマさんの名言2 /カラフルな同級生/コダマさんをはめる/コダマさんの合コン/ワダ/埋められる/ウメヤマ家と大震災/仮設のインド人/くわばたりえちゃん/西成/飛田新地の映画館/この人に話しかけないでください/ヤクザの恋/ワダ、走る/ミステリアス
★東京編★ 美しい人のこと/バームクーヘンズ/ケンちゃん/結婚/あの日の自動販売機/甘い人間/ヘヴさん/地下芸人時代/ラーメン二郎/酒の失敗/オッヒョッヒョ/すべらない話 /大失態/さんま師匠に会う/路上魂/
あとがき

 

 

 

ここ数年、チャンス大城さんをテレビで見るようになって好きな芸人さんです。

 

エピソードが凄すぎて山に首まで埋められた話は有名ですが、この本にもその話は掲載されていて、字で読むともっともっとエグイ内容で笑い事じゃなかったですネガティブ

 

尼崎に住んでた子供の頃の話もめっちゃ面白くて、お友達の話も面白くて、でもイジメが壮絶すぎて感情が揺さぶられます。

 

東京に行ってからの鬱状態の話もギリギリで、大城さん生きていて良かった。

鬱で自殺する人の心が伝わってくるようでした。

元の奥様は子供を抱えてもっと苦しかったと察しますが。

 

全体に汚い人がよく出てくるのですが、お兄さんのお風呂嫌いの話の中の足の爪が伸びすぎて指の裏側まで到達してカチカチと音をたてて歩いてた話は笑いました。

 

中学生の時にいじめに耐えかねて『4時ですよ~だ』に出演してダウンタウンに会った話も感動してしまった。優勝賞品も不良に取られてしまいましたが・・

 

「あとがき」に至っては、泣きそうになりました。

 

今週『にけつッ!!』を見てたらチャンス大城さんがゲストで、ジュニアさんがめっちゃ楽しそうに話を振りまくってました。

この本を読んだら、千原兄弟との関係性がわかって愛を感じました!

 

この前『水曜日のダウンタウン』だったかのロケで大城さんが落ちてるゴミを拾ってポケットに入れてたのを見て「?」と気になってた。

本を読んだらお酒で大失態をして千原兄弟が本気で怒ってくれた。

反省してお酒をやめて、神様に「吸い殻拾いとコンビニのトイレ掃除をするので仕事を増やしてください。」と言って続けてると書いてあり、

あ!

あの拾ったゴミはタバコの吸い殻だったのか!!

 

神様は見てくれてるみたいですね。

 

 

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2022/7/20)
  • 単行本 ‏ : ‎ 304ページ