『舞妓 Haaaan!!!』などの主演・阿部サダヲと水田伸生監督が再び組んだ人間ドラマ。人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として役所で働く男が、ある老人のおみおくりに身寄りや知人を集めようと奔走する。ウベルト・パゾリーニ監督による『おみおくりの作法』を原作に、『十二人の死にたい子どもたち』などの倉持裕が脚本を担当。共演には『海辺の生と死』などの満島ひかり、『曽根崎心中』などの宇崎竜童のほか、松下洸平、でんでん、宮沢りえ、國村隼らが名を連ねる。

 

あらすじ:とある市役所で、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本壮(阿部サダヲ)。空気が読めず人の話を聞かない彼は、故人を思うがあまり周囲を振り回すこともしばしばだった。そんなある日、おみおくり係の廃止が決定する。孤独に亡くなった老人・蕪木孝一郎(宇崎竜童)の葬儀が最後の仕事となった牧本は、故人の身寄りを探すために友人や知人を訪ね歩き、蕪木の娘・津森塔子(満島ひかり)のもとにたどり着く。

 

104分

 

 

 

予告を観てコミカルな感じなのかなと思ってたのですが・・

いやコミカルではあるんですが、ただただ故人を思う気持ちが強いだけの純粋な人なので、クスッとはしてしまうのですがラストは泣けました。

 

孤独死で身寄りのない方や、子供や親せきがいても引き取り手のいないご遺体の葬儀まで自費で出してしまう牧本壮(阿部サダヲ)。

 

私も母が高齢になり、高齢者の方が気になるようになったし、自分自身も子供がいないのでお墓のことまで考えるようになったこの頃。

映画の内容も他人ごとではなく観てたので沁みました。

 

牧本はやり過ぎだけど、その人の生きた証として最後まで丁寧に扱ってもらえたら嬉しい。

 

「おそろしく察しが悪い」と言われる牧本のキャラを演じる阿部サダヲさんはサスガで「おそろしく察しが悪い」と言う言葉が面白くて帰りに旦那と言い合ってました(笑)

 

共演者もとても良くて、グッとくるいい映画でした。

まきもとのベストは便利。

 

 

 2022年9月30日公開

 

 

2022.9.20(火) TOHOシネマズくずはにて