「プロデューサー」2015

 

 

<あらすじ>

テレビ局に新人プロデューサーとして入社ペク・スンチャン(キム・スヒョンくん)は、頭がよく真面目だけれど空気を読んだり笑いをとったりすることが苦手な青年。彼が好きになったのは、明るく強いベテラン女性プロデューサーのイェジン(コン・ヒョジン)。しかし、イェジンは同じ局のプロデューサーで幼馴染のジュンモが好きで、酔って気持ちを打ち明けるものらりくらりとかわされる。一方、偶然出会ったペク・スンチャンのことをトップアイドルのシンディ(IU)が好きになり...それぞれが仕事に奮闘しながら、四角関係の恋に悩むラブコメディ。

 

<感想>★★★★☆

面白かった!

ポイント3つ。

1.キムスヒョンくんの演技半端ない!「星から来たあなた」で何百年も生きた堂々とした宇宙人を演じていたのが、2013年。その2年後に、こんなに優柔不断で弱々しくてでも頭だけは良いこの青年を演じられる人が他にいようか。会社でうまくいかず、怒られているときの自信喪失したモジモジ感、褒められたときの戸惑い方、酔っ払っているときの目の座り、大好きなイェジンに褒められたときのニヤニヤ、これ演技なの?嘘でしょ?こういう人いるよね?え?と詰め寄りたくなるようなものすごいカメレオン俳優。「星から来たあなた」のあのスーパーマン的なイケメンの面影ゼロ。それを見るだけでもものすごい価値があるドラマだと思います。

 

2.脚本よかったです。それぞれの仕事に真摯に取り組んでいて、ただの「ラブコメ」だけではなくお仕事ドラマとしても秀逸。視聴率がどれだけ取れたかとか、テロップに誤植があったとか、編集部屋で徹夜とか、結構リアルにテレビ局の裏側を描いているように見えました。

 

3.ラブコメ要素が惜しい!!!!

キュンキュンしない!!!ここで腕を掴んでぎゅっと抱きしめたらキュンキュンシーンなのに!というところで全然動かないジュンモ!

ペクスンチャンも早々にイェジンを諦めてIUに惹かれていく展開になればいいのに、なっかなか進展しない四角関係。これはもう惜しいとしか言いようがない。

全体的には面白いドラマでしたが、キュン要素は少なかったですね。

 

 

脚本は「青い海の伝説」のパク・ジウンさん、監督は「フルハウス」「俺のことスキでしょ」「コーヒーハウス」のピョ・ミンスさんでした。

 

ドラマランクごとまとめはコチラ