そのまま横須賀基地内の公園で
子供達を遊ばせていると
あっというまに
空が橙色に染まっていきました。
暮れていく空の彼方を見つめながら
惨めな情けない、泣きたい
気持ちになります。
カラスがそんな私を嘲笑うかのように
カァ〜っと鳴いて
夕焼けの空を飛んで行きました。

"どうしよう。。 帰る家がない。。"

当時の私はキャッシュカードを
持たせてもらっていなくて
食費を買うだけの現金を
毎回、夫から
手渡されているだけでしたので
気づいたら、お財布の中身は小銭だけ。
近くのビジネスホテルになんて
とてもじゃないけど泊まれない。
私と子供達は、今夜は車中泊。。
夕飯は、子供達にだけ
菓子パンを買えるだけのお金はある。

公園には
1組、また1組と家路へと
帰っていく家族連れの影が消えていく。

あたりは夜の闇が近づいてくる。
すぐに真っ暗な闇の中へと
私達は呑み込まれていくだろう。
子供達が不憫で、申し訳なくて
自分の結婚生活が哀れに思えた時

突然、携帯が鳴りました。

ご近所でお付き合いのある年上のKさん。
Mさんにたまたま会ったら
私の事を聞いたので
心配になって連絡をしてくれたそうです。

Kさん 「今、どこにいるの??大丈夫??
すぐに子供達を連れて私の家においで!!
夕飯も作って待ってるから!!」

まさしく天からの救いの声でした。

長い年月を経た今でも
虐待を指摘してくれたY子さん、
お隣だったMさん、そしてこのKさんに
感謝の気持ちを忘れた日はありません。

Kさんの有り難いお言葉に甘えて
その晩は、Kさん宅へと向かいました。
手料理の温かいお夕飯を頂き、
お風呂にも入らせて頂いて
子供達は昼間の疲れからか
グッスリと眠りにつきました。
私も張り詰めていた緊張から解放されて
安堵感から、ウトウトと夢の中に
入っていきました。



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