初レッスン♪ | バラの贈り物

バラの贈り物

鈴木満男門下生。ローズコンシェルジュ一期生。バラ園ボランティア数年、ピアノ再開。
想い出のグロトリアンのグランドピアノ購入。
市内にピアノサロン兼自宅をセキスイハイムで建てたシンママ・ワーママです。
家づくり、建築がコアな趣味です。

みなさま、こんばんは。
バラの贈り物

今年初めての、大湖かつら先生の歌のレッスンに行ってきました。

今回は昨暮までは、取り敢えず?「すみだ川」(唱歌でなく、東海林太郎のほう)を歌おうと思っていましたが、気分のボルテージを上げて行った前回のレッスンで、伴奏CDを忘れて歌えなかったため、何だかコレを歌うというモチベーションが下がってしまい(またか笑)、乗り気のない曲を引き摺るのも嫌なので、別の曲にしました。

PC版で、このブログを御覧の方は、お気付きかと思いますが、サイドバーに試聴リンクのコンテンツを付加してある、村下孝蔵さんのアルバム「歌人」収録曲(試聴にはありません。ごめんなさい。)「夢の跡」にしました。

選曲の経緯は‥

元旦那と婚約時代に、聴かせてくれた歌のテープの内の1つ。
他の切ない曲も好きだけど、歌詞の「一年ぶり訪ねた、アパートの扉には僕の知らない人の名前が掛かっていた」という一節が、特に目の前に情景が拡がるようで、抽象的な詩的な表現に、深く静かな、個人的な嘆きが伝わって来るからです。

今は、二番の月や星というロマンチックな歌詞にも惹かれています。

でも、これ、「男歌」なんですよね。

仕事や受験など、男性が公に重要な局面にあり、将来を誓いながらも、待たせてしまって、手紙が届いた後に、おそらく男性が公で成就した知らせと婚約指輪を持って訪ねたのでしょうか…

実際に、村下孝蔵さんの故郷の体験からの作品なのでしょうか…


村下孝蔵さんも、亡くなられていたんですね…

私も故郷の城跡の近くで、新婚時代はアパートに住んでいましたので…

博打打ちをやめて働く、結婚したら真面目になる…子供が出来たら真面目になれる…


ずっとずっと、今度こそと思ってきたのだけど…


明日が見えなさすぎるので、私は転地転職しました。

ちょっと、そんなことや、こんなことなんかと被るので…

阪神大震災の時は連絡を取りましたが、その年の夏の終わり、私が准看護師の資格を取って初の賞与が出た頃…保育室経由で私宛てに連絡がありました。

真面目になって親権云々の余裕が出てきたのかと…


それはそれで怖くもありましたが…


そうではなく、大金の無心でした…

真逆の展開に、吹っ切れました。

お互いに資格を取ろう!と頑張ってきたけど…

身一つでできる仕事に就きながら、成長点は以前より堕ちていました。

初めて私から途中で電話を切りました…


それが最後です。
国際結婚でしたので、ややこしい、資格取得と通称記載の証明に連絡を取るのも煩わしく、通称呼称もやめて、本名登録に切り替えました。

でも、歌はいい歌を教えてくれたことには感謝しています。


‥と、毎度の長い前置きはここまで。



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トイレのお花。造花かと思ったら本物でした↑

今日の大湖先生は、黒のニットのタートルネック付きのマントにジーンズでした。

カッコイイな~

近況お話しですが、長くなりそうなので、声質の変化のみお話しして、発声に入りました。

まぁ、出やすい音域の声は良く出るようになったこと、裏声では歌いにくい唱歌なども、地声を高めにクリアにした通る声で歌えるようになった、地声⇔ファルセットの切り替えが滑らかになったなど。

発声はロングトーンからです。
イマイチ腹声になってない感じがしましたが、段々歌う毎に、息が続かなくなりました。


また、出にくい音は最高音とは限りません。

ほとんど伸びない音域がありました。

その後、アエイオウをしっかり歌って、後半は曲へ。

選曲の経緯を訊かれ、先ほどの事を軽くお話ししました。

さて、ここで用意した焼き付けCDがオーディオ機器で認識されるか不安でしたが、無事、動作確認できホッとしました。

仮に動作しなかった場合としてスマホや、携帯のサイトやアプリのカラオケを使うつもりでした。


原曲キーと+4キーを用意。改めてどちらのキーとも歌い、歌いやすい方を選択しました。

やはり+4が、マイキーのようです。

この歌の譜面は持ってないし、私は相対音感で、実音の高さを知らず、把握もしていませんでしたが、ピアノで音出ししてみると、最低音である冒頭がマイキーでGes、最高音が8va以上上のDという、大変に音域のレンジが広く、しかも、その最高音に達するのは8va下の同音からの跳躍なのでした。

実は、この跳躍の部分の抜けるようなファルセットが私の思う、聞かせどころとしての好きなところで、大切にしたい場所なのでした。

マイキーでも、まだ低音の音程をしっかり取れず、声も出ず、モゴモゴ感が悩みでしたが、サビに入っていく部分からを「歌う」(カンタービレ)する事で、それがメリハリになって聴こえてくるものでもある、と。


そして、この歌はこの聞かせどころだけでなく、歌詞もメロディも、とてもたくさんの「オイシイ所」があります。
今は、歌詞を追うのでいっぱいのようだけど、その「オイシイ所」を丁寧に歌っていく、どういう風に歌うというイメージを持って歌うか…歌いこんでいくうちに、きっと良くなっていくでしょう、と共感できるお言葉を、先生より頂きました。



このレッスンまでの間、伴奏音源がうまく鳴るかどうかがいっぱいいっぱいで、作曲科の専門分野であるアナリーゼすらできてなかった事に気付かされました。

また、自作のレッスン用の「うたぼん」にフルコーラスの歌詞を転記したのが、やっと前夜で、当日の移動中の電車の中で歌詞を読んでいて、いろいろな想い出と被ってウルウルしてしまい、焦りました。

そして、レッスン終わってからヒトカラでおさらい。

これは三回ほど歌ってからです。


そして、歌っていく内に、部分的に自分と被るというだけでなく、どういう歌なんだろう…と歌詞を辿っていった時、それぞれの部分のシチュエーションがイメージできて、なんと切ないんだろう、歌詞の中では一年あまりの恋愛物語で、いろいろな現実とそのヒストリーがあり、何かに一生懸命に打ち込み過ぎて、置き去りにされてた心に後で気付く悔恨が、美しい、作者の郷土を背景に歌われているんだと解り…


より、この歌が好きになっていきました。

ジョイサウンドのアカウントのある方はさらに、

イメージが拡がった後の歌いを比較してみて下さいね。

PC版はこちらから
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最後でミスってますが‥(笑

そして、大湖先生、いつも歌を通して、心地好い時間を作って下さり、本当にありがとうございます。

数分の中に込められた主人公の波瀾万丈な喜怒哀楽を、看護学的に言えば、まさに「観念的追体験」して自分にない世界を体験して、相手の気持ちを理解していく技になっているのだと思いました。