詩画作家の星野富弘さんが
ご逝去されました
亡き母が好きで
母と一緒には行けませんでしたが
2010年に父と訪れた
群馬にある【富弘美術館】
とても良かったです
群馬出身で
元中学校教師の富弘さんは
1970年24歳の時
クラブ活動の指導中に事故にあい
頸髄を損傷し手足の自由を失い
入院中のベッドで口に筆をくわえ
文章や絵を描き始められたそうです
父がシンビジウムをザクっと切り
母の仏前に供えたことがあり
美術館にはその出来事を
思い出す作品がありました
↓ ↓ ↓
ꕤ ꕤ ꕤ
私の未熟な筆では
この花の千分の一の美しさも
描き出すことはできない
しかし私はこの花を
いつまでも心に留めておきたい
苦労して育てた花を
根元からスッパリ切って
私にくれたNさんの
気持ちとともに
いつまでも
心の中に咲かせておきたいꕤ
富弘さんは
お母様について
描かれている作品も多く
子が親を思う無償の愛を感じます
↓ ↓ ↓
ꕤ ꕤ ꕤ
淡い花は
母の色をしている
弱さと悲しみが
混り合った
温かな母の色をしているꕤ
母の手は
菊の花に似ている
固く握りしめ
それでいてやわらかな
母の手は菊の花に似ているꕤ
力強さと脆さと優しさ
ユーモアもある作品たちが
心に残ります
美術館の横にある
草木ダムは湖のように美しいです
画集『種蒔きもせず』や
ポストカードを購入しました
画集の表紙は
富弘さんの愛犬ミシンちゃん
また美術館に行きたいです
ご冥福をお祈りします
らん。