小説 覆面警察官 22 (新しいドラマ) | rosep777

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感じた心のままに
作詞や物語などを書いています。



優香里は映画の撮影を無事に終えた。

雅之は新しいドラマが決まり今日は
顔合わせの日らしい。

(おはようございます。

これからこのドラマでお世話になります。

宜しくお願い致します。)

主演女優は裕子だった。

雅之は相手役として抜擢されていた。

裕子とパーティーの席で会ったことは
優香里から聞いていた。

顔合わせが済み帰宅しようと
局の廊下を歩き出した。

前に裕子が先に歩いていた。

雅之は裕子に話かけた。

(お疲れさまでした。

これから3ヶ月宜しくお願いします。)

(あら 雅之さん
主演が決まった時に相手役に貴方を
監督に押したのは私なの)

(そうだったんですね。
ありがとうございます。
光栄です。)

(貴方の演技力には定評があるわ。
それに貴方に少し興味があったのよ)

裕子は悪戯っぽくウィンクして見せた。

雅之は少し顔を赤らめながら

(ありがとうございます。

しがない男ですよ。僕は。

裕子さんの心のアンテナにどこが引っ掛かったのか不思議に思いますよ。)

雅之は人指し指で小鼻を擦りながら
少しはにかんだ。

男というものは誰でも美人に
弱いらしい。

雅之は優香里からパーティーに
裕子が来ていたことを聞いている。

雅之は好都合だと心のなかで
呟いた。

雅之は裕子と別れ家に戻った。

優香里へとメールを打つ。

美しい花が風に揺れ甘い香りで
僕を誘うよ
   雅之

優香里から返信あり

トゲにはお気をつけあそばせ
   優香里

もてる男を恋人にすると
ヤキモチをいちいち妬いていては
身がもたない

優香里は知っている

男というものはヤキモチを妬かせる為に
わざと恋の手柄を口にする動物

だから優香里はわざとヤキモチを妬かず
妬かせる側にまわるのだ。

がんじがらめに束縛したり
されたりはお互いに息がつまる。

何だかんだで雅之との付き合いは
昭和、平成と2つの時代を超え
続いているのだ。


    続く